【無料動画講座】呼吸-横隔膜と肺の仕組み

呼吸は動作。肺は勝手に動きません

心臓と同じように、肺も勝手に動いて呼吸していると思っている人がわりと多くいますが、肺自体に膨らんだり萎んだりする力はありません。
心臓は心筋という特殊な筋肉で出来ていて自律神経のみで勝手に動いていますが、肺には筋肉がないのです。

例えるなら肺はタダの袋。
骨格筋を使い、胸腔(横隔膜と肋骨で仕切られた部分)の内圧を下げると、密閉された胸腔内にある肺が膨らむ。身近なところだと、高い山や飛行に持っていったお菓子の袋がパンパンに膨らむのと同じ理屈です。

寝ている時など無意識でもしている呼吸ですが、それすら骨格筋の働きによるもの。運動神経・自律神経、どちらでも出来るのが呼吸という動作。意識と無意識を繋ぐとして、ヨガで重要視されるのはそのためです。

吸気・呼気ごちゃまぜですが、主な呼吸筋の一覧。猛ダッシュして肩で息をするような時は、もっと沢山、体幹にあるほとんど全ての筋肉を使います。(それぞれの筋肉詳細はこちら

自律神経任せの無意識な呼吸の時は、斜角筋が肋骨を引き上げて胸腔の内圧を下げる割合が多いようですが、圧倒的に内圧を下げられるのは横隔膜です。逆に、圧倒的に内圧を高めるのは腹横筋・・・なのですが、呼気のための筋をきちんと収縮させて息を吐ききっている人はまず滅多いません。

自律神経に任せた呼吸ばかりだと胸腔の内圧が下がりきらず、肺も潰れきらず、肺の中には予備呼気と呼ばれる循環されない空気が溜まっています。「予備」とか言われるとちょっとありがたいような気もしますがフレッシュじゃないのは確かなので、たまには呼気の筋肉を最大収縮させて肺を押しつぶし(それでも残気はあるけど)、きれいな空気と交換しておきましょう。

肺活量の平均は2500ml~3500ml。安静時の自然な呼吸で肺に残る予備呼気は1000ml~1500mlもあるようなので、予備として活躍する時があるならいざしらず、タンスの肥やしみたいに場所だけ取ってるなら、とっとと吐き出しましょう。

「深呼吸」と聞けば皆さん一生懸命に息を吸いますが、予備呼気がある状態じゃ吸えないのでります。
呼吸が浅い場合もしかり。吸えないのは吐いてないからです。

【呼吸-肺と横隔膜の仕組み】言葉だけじゃわかりにくい方は動画をご確認ください↓

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