先日のエントリ『良い姿勢が疲れるワケ』にも多くの反響を頂きましてまことにありがとうございます。感謝感謝。反響が多いと言う事は新しい読者さんも増えているわけで、何処のどなたか存じない方からご意見をいただりもします。
「読んでもどうしたら良いのか分かりませんでした」中にはそんなコメントも。正直めんどくさい(失礼w)ので放置しましたが、読んだだけでわかるモノなんて世の中にありませんて。精々わかったつもりになるだけです。試して実感。それが大事!

軽くベイビーブームな手力整体塾です!

産休中の塾生が先月末に出産。そして11月には講師の出産が待ち受けています。他人事なのになんだかソワソワしているワタクシ(笑)。特に講師にはほとんど毎週会っているので、命の神秘を間近に感じて驚くやら感心するやら。ワタクシ出来損ないなので人の子で楽しんでおります。はい。

今までも、妊婦さんや産後間もないママさんへの施術を試行錯誤しながらおこなってはおりましたが、グッと身近に成って生の声が届くので、今更ながら新たな事実や気付きもいただいてます。ありがとうございます。

腰や恥骨、みぞおち辺り、首肩、脚など、妊娠中に痛くなるところは、元々の姿勢に影響されて様々なようです。元々の姿勢が骨盤後傾気味だと恥骨が痛くなったり、反対に前傾気味だと下部腰椎に痛みが出やすかったりするようです。急激に大きくなるオッパイの影響で背中が丸くなるのは共通ですね。お腹が前に出た分背中が後ろに行くのと同時に、肩甲骨が上外に引かれていわゆる猫背になってしまうようです。

出産で骨盤は開くのか - 恥骨と鎖骨の関係
産後1年のママさんが入塾したとあって、骨盤について話す機会が多くなりそうな手力整体塾です。O脚・骨盤セミナーと謳って講座を開催していますが、検索ニーズに合わせているだけの事。骨盤だけ特別扱いはしたくないのが本意ですがね。入塾したてでも『骨盤』という...

抱っこVSおんぶ

何かと不確定要素がある民間療法の中にあって、手力整体はまず物理で身体を診ます。物理は普遍の原理だからです。

丹田とチャクラ、重心・支点との関係
丹田とチャクラの関係を、揺るぎない事実として存在する【物理】で身体を診る手力整体の発想で繋いだらこうなったというお話です。東洋医学的な“良い加減”も個人的には好きですが不確定要素も多すぎる。冷たいようですがまずはモノとして物理で見ることが不可欠です。

そんな手力整体塾の塾長ワタクシが、新米ママさんに是非ともオススメしたいのがおんぶです。伊藤が子供の頃(四半世紀前ですw)はほとんどのお母さんがしていましたが近頃めっきり見ない“おんぶ”。『ちょっとコツが要る』とか『可愛くない』とかいろんな理由があるようですが、物理的に他を圧倒しているのがおんぶです。

先日シェアした記事にもあるように60kgある米俵を5俵も背負うことは出来ても、腹側に抱えることは出来ません。これはたとえ3kgほどの赤ちゃんだとしても同じこと。おなか側で抱くというのは身体にとってとても負荷のかかることなのです。

おんぶのチカラ

余計なモーメントが生じない、おんぶのチカラ

米俵を5俵も背負えるのは、余計な曲げモーメントが生じないからに他なりません。足底~脛骨~大腿骨~骨盤。骨をきちんと重ねたなら、赤ちゃんでも300kgでも大丈夫なのです。(ウソ。現代人に300kgは無理です多分)

スリングを使おうがエルゴを使おうが抱っこはチカラを要します。力を入れていれば遠からず痛みが出ます。股関節の伸展はほぼマックスなので遊びがなくいつでも壊れる状態。お腹が前に出て背中が丸まるという妊娠中の姿勢を出産後も続けることになるので、元に戻る間もなく悪い方向へ進行していきます。

対しておんぶは妊娠中の姿勢をリセットする効果も望めます。出来るだけ高い位置でおぶればモーメントはほとんど生じず余計なチカラは要りません。

更にここで突然東洋医学的なはなしですが、身体はおなか側が陰、背中が陽。つまりお腹合わせだと電池のマイナス同士をくっ付ける様な状態になります。
もちろん正面からのハグも捨てたものではありませんが、背中に抱きついたり背中から抱きつかれたりする方が安心するという経験はきっと誰にでもあるはず。背中とお腹をくっつけると電池を直列に繋ぐごく自然な状態になるわけですから、その感覚は間違いではないのです。

お洒落や可愛さと身体の歪みや痛みを天秤にかけて前者が勝るならスリングやエルゴでも別に構いませんがね。何も考えずに『カワイイ』ってだけで抱っこしてお陰でアッチ痛いコッチ痛いとか言うなってことです。赤ちゃんのせいにするんじゃぁないよっ!

おんぶ界のレジェンド現る

おんぶ界でちょっと有名な(そんな界があるのか知りませんがw)方とひょんな事からご縁を頂きまして、手力整体塾にておんぶのセミナーを開催する運びとなりました。講師はあの!『へこりんぐ』の作者、志村有希子さん。近頃はサラシを使って様々なことに挑戦しているようで、まず1回目はサラシでおんぶです。

最近ママになった方や近々ママになる方はもちろん、妊婦さんやママ向けの整体・サロンを展開しているセラピストさん療法士さんなどにもタメになること請け合い。
物理的にも東洋医学的にも優れているのに消えかかっているおんぶの素晴らしさを、この機会に是非体感して欲しいと思います。

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日時:10/11(火)14:00~16:00 11/8(火)
場所:手力整体塾
参加費:3000円+無漂白サラシ1000円
お申し込みはこちらのフォームから、件名に【おんぶ】と書いてメール下さい。
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おんぶのセミナー

【講師、おんぶへの思い】

「ごはんをつくる。」
「食べる。」
「洗濯する。掃除をする。」

おんぶで育った赤ちゃんは、お母さんの背中に守られた安心感の中で生活のすべてを体験しながら育ちます。
ご近所さんとは目を合わせて挨拶し、お母さんがお兄ちゃんと遊んでいる時は、 身を乗り出して眺めています。
赤ちゃんは文字通り、お母さんの背を見て育つのです。

お母さんの心と体もまた、おんぶで育ちます。
心と体の軸が定まらないときは、おんぶが苦しくなります。

おんぶが楽な体は、子育てが楽しめる活き活きした体。
おんぶで育つ心の軸は、この子を育てるという覚悟です。
おんぶが苦しくなった時は、 深呼吸をして、
最初に思い浮かんだ人に電話してみましょう。

大丈夫。

みんな赤ちゃんと一緒に少しずつ、お母さんになっていったのです。

講師プロフィール

志村 有希子
WEB:ひねもすおんぶ http://hinemosuonbu.com/
BLOG:ひねもす、おんぶ。な日々 http://ameblo.jp/matutaroo/

1975年埼玉に生まれ鳥取、埼玉、茨城と引っ越しを繰り返す。
奈良教育大にて技術課程に学びつつ、バイクにテントを積んで各地を放浪
(お気に入りは西表、礼文島、南米ガイアナ)
茨城~東京の小・中学校で教員生活ののち、福島県鮫川村の「明日飛こども自立の里(旧明日飛学園)」にて2年間ボランティアスタッフとして活動→その時出会ったとーさんと結婚。

2005年長男を帝王切開にて出産
3回の流産ののち
2008年長女を帝王切開にて出産
2010年次女を帝王切開にて出産
2011年三女を帝王切開にて出産
2013年子宮外妊娠にて緊急開腹手術。。。現在の妊娠回数10回

兵児帯でのおんぶ、布おむつ、母乳育児など昔ながらの子育てが好きで、長男が赤ちゃんのころに考案したおんぶひも「へこりんぐ」や兵児帯の製造&販売をしています。最近、布ナプキンやふんどしぱんつもラインナップに加わりました。