歩けば治る?寝違えは頸の問題だけではないというはなし

寝違えってなんだ?

実際に寝違えた塾生から質問があったので【寝違え】についてまとめておきます。

寝違えは捻挫?肉離れ?頚椎損傷?神経痛?

『寝違え』で検索すると荒唐無稽なビックリ見解が検索上位表示されて、一般の方はもちろん身体の勉強をしている人でもちょっとたじろぐはずです。どうして彼等は何でもかんでも病気にしたがるんでしょうかね、まったく。言うだけ言って治せないくせに。

毎度のことですが何度でもハッキリさせないといけないのが、切った打ったなどの【早い痛み】と、 悪性腫瘍、リュウマチ、感染症、結石を除いたら、 肉体的な痛みは筋肉由来でしか生じません。

痛くなるところと痛くならないところを書き出してみれば一目瞭然、筋肉の無いところに痛みは生じない。関節そのものが痛むことはないし神経痛なんてのもありえない。神経が圧迫されたり頚椎が損傷したりすれば痛みじゃなく麻痺が生じるのです。

もし寝ている間に捻挫や肉離れが起きたらその瞬間に痛さで飛び起きます。朝起きた時に気づくなんてことはありません。
就寝中にフクラハギがこむら返り(異常収縮)を起こしたら、不意の異常な収縮で軽く筋損傷が生じてしばらくは痛みが残りますけれど、早い痛みなんだから痙攣した瞬間が1番痛いのですよ。

過去沢山の寝違えさんを診てきましたけれど腫れや熱感を伴ったものは見たことがありませんし、特定の姿勢で痛みが消えないものも見たことがありません。つまり筋や腱や靭帯やましてや頚椎が損傷しているわけではないのであります。

寝違えは、どこかの筋肉が動きの邪魔をして生じる動作痛です。酷いものは呼吸(主に吸気)に伴って痛みが生じる場合もありますが、呼吸も動作ですから骨格筋へのアプローチで解消できるのです。

リセットせずに寝たのが問題

寝ている間に特定の筋肉を縮め過ぎて伸ばせなくなったか、反対に伸ばし過ぎて戻せなくなったかのどちらかが直接の理由ですが、どちらにしても『なんでその格好で寝てしまったのか』が本質的な問題。多くの場合は日中の姿勢をそのまま引きずって寝てしまっているのです。

例えば良くある猫背。

猫背

起きている時間こんな姿勢でいる人が仰向けで心地よく寝ようとすれば、枕がドンドン高くなっていきます。結果、肩甲骨から後頭部にかけての筋肉は引き伸ばされ、頸の横から前面にある筋肉は縮まされます。・・・・というか、いつもそうなっているからそのまま寝るようになって、筋肉の長短差が一層開いていくわけです。

枕を高くするのには限界があります。ウォーターベッドみたいな柔らかいマットを心地よく感じたり、横向きで丸まって寝るようになったらもう末期。朝起きるのがとても大変になっているはずです。

お仕事の関係で特定の筋肉を縮めたまま1日を過ごしてしまう人は多いと思いますが、そのまま寝ちゃうと、寝ている間も無意識に仕事の姿勢を取るようになってきますよ(あぁ恐ろしや)。

仰向け?うつ伏せ?横向き?寝相論争に終止符を打つエントリー。余計な妄想をせずに当たり前なことを当たり前に繋いだら答えは明確です。明日も元気に頑張るための寝相はコレ!

若く柔軟な筋肉なら寝るだけで元へ戻りますけれど、そうじゃないなら寝る前に今日1日の筋肉をリセットしましょう。特に寝起きが1番痛いなんて場合は、昨日の洗い物をシンクに放置したまま寝ちゃってるような状態と同じ。動き出して洗い出せば調子良くなるわけですから、夜のうちにちゃんと洗っておけば良いのです。

頸は頸だけで動いているわけじゃない

イラストの猫背を見てもらってもわかるように、頸だけが前に出ることは基本ありません。上中下の丹田や脚でバランス取らないと倒れちゃいますかね。

立ち方・座り方の疑問に答えるエントリー。理想的な立ち方座り方は簡単な物理を理解すると勝手に見えてきます。キーワードは曲げモーメント。重心(丹田)が支点からズレたら、物理的に静止出来ないのであります。

「信号待ちしてたら寝違えた」なんていう不思議な人もいますが頸だけの問題で寝違えているわけじゃないので、整体的にみたら不思議な事ではありません。仰向けで枕を高くする事と膝を立てて寝る事は似たような作用ですから、下肢のケアが寝違えの予防になることもあります。

下肢のケアが寝違え予防になることも
先週のレストアストレッチは狭い教室に10人も!

もう少しイメージしやすい近いところで言うなら、頸と繋がっている肩甲骨の動き悪さは、かなり直接的に寝違える確立を高くします。

実際に寝違えてしまったら頸そのものは痛くてストレッチできないと思いますが肩甲骨周りのストレッチでかなり解消できるので、応急手当的に脇の下(広背筋)をストレッチをしてみてください。もちろん予防にもね。

広背筋のストレッチで寝違え解消

寝違えに限った話ではないけれど、パーツがパーツだけで動くことなんて滅多にありません。思わぬ動作の時に思わぬ筋肉が働いています。『全ての筋は全ての動作に作用する』と思っていたほうが正解に近いのです。

【第2回】手力整体塾トレッキング部

思わぬ筋肉を満遍なく沢山使える凸凹ナナメ歩きのトレッキング。昨年に続き今年も紅葉を見に、丹沢のマイナーなお山へ行こうと目論んでおります。ワタクシの辞書に『社交辞令』という言葉はありません。毎度、社交辞令になりそうでもならないのであります。

手技の多くは筋肉にポンプを促すものなので、運動して筋肉を動かす事と基本的に同じです。ってことは、上手に身体を動かせれば単純な手技だけの施術なぞ取るに足らないというはなしです。『生きる』より『活きる』腱鞘炎や慢性的な痛みに対して「使い過ぎ」と言うの...

はたして今年の紅葉はいかがなものか。少々急ですが、来週11/28(水)。現役生はもちろん【てぢから村】住民の参加表明お待ちしています。寝違えない身体、手に入れましょう。

西表島、浦内川のカンピレーの滝へ向かうトレッキングコースは、ビックリするほどエネルギーが湧いてくる不思議な道でした。船で戻ってきてアスファルトを歩き出したら、これまたビックリするほど足が重くなってましたけどww

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