●筋トレでムキムキ!パンプアップ!!
●筋繊維を軽く損傷させると再生する時に筋肉が太くなる・筋肥大が起こる!
と、マコトシヤカに言われていますが、実際は何がどうなって筋肉が太くなったり細くなたりしているのかは完全に解明されたわけではありません。

筋肉を使わないとどうなるか

筋トレで追い込んだ時に筋肉がパンプアップ(パンパンに膨れた状態)するのは、筋肉が働く際のエネルギー、ATP(アデノシン三リン酸)が筋肉に沢山取り込まれて高くなった濃度を薄めるべく細胞外から筋細胞へ水分が移動するからと言われています。
筋肉が太くなるのは損傷からの“超回復”で筋繊維が太くなるからなんだそうです。

知らんけどwww。
10年ほど前まで悪者扱いされていた疲労物質【乳酸】も、今では割りと良いモノへ変わっています。また10年経ったらどうなっているかわかりません。

筋肉は使わないと無くなる?

使わずにいる筋肉がとろけるように無くなってしまえば、筋骨格系の痛みに悩まされる事も無いのです。ステーキ肉などは熟成が進むと柔らかくなりますが、アレは死んだ肉だから。メカニズムは分かりませんが、経験上、生きている肉は程よく動かさないと細くスジ張って硬くなってきます。(皆さんが良く言うスジはスジ張った筋肉。スジという軟部組織はありません。)

熟成ステーキは柔らかい

NYの熟成ステーキお値段なんと$130。流石に美味かった。ま、肉しか美味くない国ですが。

さらに、筋繊維同士が絡まってスライドしなくなるようで、伸ばさない筋は伸びなくなって、縮めない筋は縮まなくなります。ま、当たり前か。無くなってしまえば良いものを、細くなりはしてもまるで針金の様に硬くなって存在し続けるから厄介なのです。

使ってない筋は痛みません

これまた当たり前ですが、筋肉は使ってこそ損傷したり酸性化したりして痛みを生じます。『使い過ぎ』などと言われ安静をすすめられることもありますが、安静にしたら循環が滞るので回復は遅れます。『使い過ぎ』は間違いではありませんが、『なぜ?』使い過ぎになるのかを考えたいところ。先日のエントリーを読んでもらえばわかるように、【使わな過ぎ】があるから使い過ぎが生じるわけです。

スクワットの正しいやり方と膝痛の関係
スクワットの正しいフォーム・やり方として『膝小僧が爪先より前に出ないように』とは良く言われることなので知っている人も多いと思います。が、単純な答えだけを欲しがるの弊害で、“何故”そうなのか知っている人は少ないのが現状です。

痒み同様、痛みのメカニズムはひとつなので、膝痛も腰痛も腱鞘炎なども理屈は一緒です。

でもって、使わない筋肉に本当のコリがあるのですが、なにせ使っていないので(収縮していないので)症状としての痛みが出ません。コリコリに凝っているのに隠れてしまう。ココが手力整体的トリガーポイント。症状は出てないけれどちょっと押したら痛くて驚くはずです。

ん~、我ながら大盤振る舞いなエントリですなぁ。このブログ読んでいたら整体の学校なんぞ行かなくて良いかもしれない(笑)

宇宙飛行士と寝たきり

宇宙飛行士と寝たきり - 筋肉は使わないとどうなるか

宇宙の微小重力環境でしばらく過ごした宇宙飛行士さんが地球へ帰還すると、歩けなくなっているというのは皆さんご存知だと思います。環境に適応してしまう身体って素晴らしい。退化ではなく進化といえますが、地上に戻る前提があるので日に2、3時間の運動が義務付けられているそうです。お疲れ様です。

寝たきりだと、地球に居ながらにして宇宙飛行士さんと同じような肉体の変化が生じるようです。『寝てても重力は掛かっているでしょう』と思うのですけれど、実際にJAXAとヨーロッパ宇宙機関などが共同で行った実験で、宇宙飛行士よりも速いペースで骨密度が低下していくことがわかっています。
http://www.jaxa.jp/article/special/expedition/matsumoto02_j.html

重力は肉体にとってストレスですが、重力がなければ地球上で生きていくことは出来ません。過度に偏ったストレスはとても怖いものですが、ストレスを排除すると筋肉も骨もアレもコレも退化する。んがしかし、重力があるから【使い過ぎる筋】と【使わな過ぎる筋】に分かれて痛みが生じるのも事実。良いも悪いも過ぎたるは及ばざるが如しって事です。

日頃、筋肉やましてや骨など使っている実感は無いかもしれませんが、使わないと使えなくなるのは万物共通。しっかりと身体を感じ、重力を感じ、隅々まで使いこなしていきたいものです。

ワタクシ個人的には、筋肉を使わないで生じる問題は筋肉そのものの萎縮や劣化より、骨格筋ポンプ減少による循環悪化の方が問題かと思います。淀んだ水は簡単に腐りますからね。

あ、ちなみに「筋肉を使う」という言い回しは間違いではありませんが正確でもありません。かえってややこしくなるので使わないほうが懸命。正しくは『収縮』です。

脊柱と椎骨と脊髄。筋の短縮と収縮など・・・言葉を正確に!
今月の4日間集中講座が終わりました。中2日は春の牧場合宿でしたが金曜月曜はきちんと通常授業。正しい言葉を使えるようあらためて整理してみました。背骨、脊柱、脊椎、椎骨、脊髄一般的に背骨といわれる部分は正しい言葉だと脊柱です。背骨のある動物を脊椎動物と...

先日のレストアストレッチ理論編で、重力と筋収縮のお話をしましたが、はじめての人はやっぱりフリーズしますね。整体の勉強でも、重力と筋肉の収縮三種は大きなストレスになるようです(笑)。

 

2011年、国際宇宙ステーションに長期滞在した宇宙飛行士古川聡さんの帰還後Twitterまとめが面白いので引用しておきます。

【日本時間11月26日】

昨日11月24日はアメリカでは感謝祭でした。私にとっては、応援してくれた全ての皆さんに感謝する日でもありました。では、帰還後の身体の変化について簡単にご報告します。

地球帰還当日、気分は最高だが身体はまるで軟体動物のよう。身体の重心がどこだか全く分からず、立っていられない、歩けない。平衡感覚がわからず、下を見ると頭がくらくらして気分が悪くなる。歩くつもりで足を出すが、太腿が思っているほど上がっておらずつまずく。

【日本時間11月27日】

ドクターの観点から。重力は、耳の奥にある前庭という部分で感知される。前庭がすっかり無重量環境に慣れてしまったため、再び重力に適応するための過程だったのであろう。

無重量環境では、自分の脚の重さを考えないでよいので、わずかな力で脚を上げることができた。地上でも脳は、わずかに脚の筋肉を動かすことで歩けると判断して指令を出した。しかし、地上では太腿はほとんど上がっておらずつまずきやすかったものと推測。

【日本時間11月28日】

着陸当日の続き。とにかく身体、特に頭が重い。頭の存在を強く意識し、首の筋肉を使って頭を支えているという感覚が強くある。

その後、NASA専用機にてヒューストンに戻る。飛行中ほとんど眠り続ける。

寝ていても座っていても、おしりなど身体の重みが一番かかる下になっている部分がとても痛い。なんとかしてって感じ。

物の重さが、宇宙へ行く前の感覚の2倍くらいに感じる(紙、鉛筆、手帳、携帯電話など)。

ベッドに寝て天井を見ていると、天井の物を取りに行くには、ベッドのここをこのくらい押せばうまく飛んでいける、などと考えている自分がいる。

【日本時間11月29日】

帰還日+1日目。朝から下を向いても気持ち悪くなくなった。身体はまだ重く、やわらかい椅子に5分間座っていただけでおしりが痛くなる。だいぶ普通に歩けるようになった。無重量でなくなったしわがしっかり戻っているのを鏡で確認。

帰還日+2日目。おしりの痛みはまだ続いているが、座っていられる時間がだいぶ延びた。地上での生活に戻りつつある自分を感じる。

やっと、お湯のたまった風呂に入った。最高!連日にわたるリハビリの疲れが和らぐ。それは大変有効だが体育会系で、毎日部活をやっているみたいだから。

【日本時間11月30日】

着陸後約48時間、科学実験データ取得のための心電図をつけていたため、風呂に入るのが少々遅くなったのである。

飛行後のリハビリは、バランス感覚を取り戻すことに主眼が置かれている。筋力は、バーベルを上げたりする良い運動機器が現在の宇宙ステーションにあるおかげで、比較的良く保たれているから。

Medicine ballと呼ばれるボールを使ったりして、全身のスムーズな協調運動回復を目指す。飛行前と比べて最初はぎこちなかった身体の動きが、日を追うごとに滑らかになってゆく。