ヨガブームが続いていおります。2015年には、20~34歳女性の習い事ランキングでついに英語を抜き去って1位を獲得。

習い事、稽古、訓練、修行・・・それぞれの意味と違い
少し前のエントリーで、検索ボリュームや2015年の習い事ランキングから見て、お客さんに提供する整体は、ヨガやピラティスなどと同じカテゴリーの『習い事』になっていくのが理想ではないかと考察してみました。腰痛や膝痛など筋骨格系の痛みはもちろん、姿勢や体質...

ホットヨガとかサップヨガとかヤギヨガとか(笑)、次々とフュージョンを繰り返して人気はとどまるところを知りません。

昨日のエントリでも書いたように要素が多くなればなるほどバランスは崩れにくくなるので、サップでもヤギでも日常と違った動きをすれば日頃動かない筋肉が動いて多かれ少なかれ肉体のバランスは回復するから、ま、面白ければなんでも良いと思います。生徒さんはね。

ヨガってなんだ?

古代インドで行なわれていた宗教的作法といわれているヨガ(ヨーガ)は、元来女性や子どもが行なうことは許されなかったそうです。

運動神経でも自律神経でも出来る唯一の動作、『呼吸』。これまつまり意識と無意識の境目であり唯一意識と無意識を繋げるものでもある。そんな呼吸を聖なる領域に高めようと様々なポーズ(アーサナ)をとりながら磨き上げていくのがヨガの目指すところ・・・・みたいなことを、少し前に映画『聖なる呼吸』で勉強してきました。大半は寝てましたけども(笑)

食べなくても飲まなくてもましてや運動などしなくてもそう簡単に死にはしませんが、呼吸しなけりゃいとも簡単に死ねます。ほんの数分(3~5分)脳への酸素供給が滞っただけで大脳皮質の大半が壊滅して脳死状態、数十分後には脳の大半が崩壊して名実ともに死ねます。
皆、息しなきゃ死ぬことは知っているのに、感じることもなくとっても雑な扱いになっている呼吸を聖なる領域まで磨き上げるのがヨガの真髄なんですね。

せっかくヨガを始めたなら、アーサナを覚えたり出来る様になる喜びばかりじゃなく、ヨガの本質とか歴史とか、発祥の地インドの事とかブッダとかカレーとかに興味を広げてみたら更に面白くなること請け合いです。

オーガニックコットンをふんわりと羽織ってヨガやってる私をファッションとして楽しむのも自由ですけれど、興味を広げ、要素を増やしてバランスの良い人が増えていたなら、ブームの甲斐あって街はもっと元気な若者で溢れかえっていると思おうのですがね。

ヨガ+整体で元気な人が増える!

チャイハネとかボリウッド映画に興味が湧くよと一緒に、ヨガをやっていたら身体に興味が湧いてくるのは自然の流れだと思います。で、手力整体塾にはヨガマスターが2名通ってくれているわけです。

そして分かったのはどうやらヨガの世界の解剖学はとってもヌルいということ。

「○関節の○○動作ができないようだから、まずは○筋だけストレッチしてみましょう」生徒さんにそんな提案をできるマスターは稀みたいです。
「このアーサナは○○に効果的です」と言える人は沢山いるようですが、なぜだかわかっている人はあまり居ないようです。

習い事トップに君臨するほど愛好者がいるのに元気な人が一向に増えず、単なるファッションの一部に成り下がってしまっているのは、教えている人達に問題があると思うわけです。
今通ってくるれているお2人はそんな問題に自ら気付いた素晴らしい方達なのです!

ヨガのための筋骨格解剖

ラクダのポーズ(ウシュトラアーサナ)

ウシュトラアーサナ(ラクダのポーズ)を塾生の皆と解剖学にそって分解してみました。

股関節:伸展・外転・内旋(下腿が平行なら)
膝関節:屈曲
足関節:背屈(底屈にするともっとキツイ)
腰椎:伸展
胸椎:伸展
肩甲骨:内転
肩関節:伸展・外旋
肘関節:伸展
橈尺関節:回外
手関節:背屈
下部頚椎:伸展
上部頸椎:伸展

何故出来ないのか知るためには各々関節の動作を読み取るこの作業が欠かせません。ココを飛ばして考えたところで、理由も知らず単純に教わっただけの事か只の妄想しか出てきません。

肩周りが辛くてできない人、腰が痛くてできない人、腿が痛くてできない人など、それぞれの状況に合わせたケアを解剖学を根拠に理論立てて提案する。そんなヨガマスターが心強い先生に成り得ます。

『足首を底屈すると余計にキツくなる』についても、基本的な解剖学を繋いでいたなら、踵が高くなるからとか単に感覚で間違いなからとかじゃなく、明確な理由を提示できます。(筋膜の繋がりで底屈したら膝は曲がりやすくなるのですよ)

しかも、本質は全てに通じるのでいくらでも応用が利きます。ストーリーを変えることなく自分でアレンジできる。狙いをブラさずに次々と提案の形を変えられる。そろそろそんなヨガの先生が必要とされる時期にきていると思います。

そもそも骨が何処にあるか、関節がどのように動くか、動かしている筋肉は何かも知らずに身体にまつわるお仕事、ボディーワークが務まるはずがないのです。
テクニックやアーサナを増やす前に、身体を知りましょう。骨格と筋肉を知りましょう。基本的なところをしっかりと理解するのが結局1番の近道ですよ!

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