歩き方・走り方の疑問は【解剖生理】で解消。流行り廃りに流されない軸を育てよう

歩き方を誰かに習うことはまずありません。走り方にしても余程のランナー以外まず習わないでしょう。で、結構な歳になってからわからなくなってしまう人は案外多いようで、「歩き方 わからない」などのキーワードで当ブログにたどり着く方が結構いらっしゃいます。

普遍的な正解があるわけじゃないので具合悪くなければぶっちゃけ何でも良いのですが、もし痛みが出ているとか脚の形が気になるとかしているなら、解剖生理を知ると良いですよっていうお話です。

歩き方・走り方を調べる前に【解剖生理】

解剖生理を知れば歩き方・走り方がわかる

学校の理科室にはきっと人体模型があったはずですが、興味を持って穴が空くほど見た人は多分あんまりいないと思います。

しかも理科室にある人体模型は何故か内蔵丸出しのキュン様で、骨格模型のゴスは居なかったのではないかと記憶しております。
(あ、キュン様とゴスは放課後ミッドナイターズのキャラね。今はあるのかな?骨格模型。)

内蔵丸出しの人体模型を見せられてもイマイチ実感わかないので興味を持てないわけですが、骨格標本なら自分の体と触り比べたり動かしたりしてみて興味を持てると思うので、理科室には是非ゴスを一体置いていただきたい。そうすれば、自分の骨格がどうなっていてどこが動くのか、当たり前の知識として知ることができると思います。

自分の身体なのに知らない事が多過ぎるの不思議じゃないですか?
おかげで、姿勢がおかしくなったり動かないところを動かそうとしていたり、そんな人が多いように思います。

理科室だけじゃなく、なんなら一家に一体骨格標本。

1/4モデルなら邪魔にもならないでしょう。

歩き方・走り方はもとより、身体の使いたが知りたければ兎にも角にもまず骨格。身体の芯を知ることが重要です。
肩甲骨や骨盤の形なんて見れば見るほど面白いし、関節の構造もまさに芸術です。背骨が背中側に偏っていることや意外にカカトが出っ張っていることなどに気づいたら、アナタの観察力はかなり凄いと思います。

骨格をイメージできたら次は筋肉

骨のない軟体動物は存在しますが筋肉のない動物は存在しません。筋肉だけでも身体は動かせるけど骨だけじゃ動かないので、歩き方・走り方など、身体の動かし方を知りたいなら筋肉を知りましょう。

筋肉を知るならおすすめはアプリです。本と違って3Dでグリグリ動かせるのでかなり鮮明にイメージできます。アプリなら骨格も見られて一石二鳥。

Androidはこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.visiblebody.musclepremium&hl=ja
iPhoneはこちら
https://apps.apple.com/jp/app/teamlabbody-3d-motion-human-anatomy/id593042008?ign-mpt=uo%3D4

どこにどんな筋肉があって短縮するとどの関節がどう動かくのか。筋肉を知るとはそういうことです。

筋トレブームに乗じて知識の無いにわかトレーナーが目立ちますが、どのトレーニングがどの筋肉に効いているのか良くわからずに指導しているがとても多くて驚きます。危なかっしくて見てられません。

重力を加味してモーメントを見る

『●●筋はどの骨のどこから始まってどの骨のどこに終わる。よってこの筋が縮むと○○関節がこう動く。』アプリでも参考書でも筋肉の解説はそんな風になっていますが、ちょっと厄介になってくるのが重力の存在。
関節の動きは同じでもいつも同じ筋肉が使われるとは限らないので、単純に覚えただけじゃあんまり使い物になりません。

見えない重力を見てその都度力の方向を考えなきゃならない。『感覚』に頼ったら尚更複雑になってしまうので注意が必要です。

試しに軽くスクワットしてみてください。収縮(短縮じゃないよ!)している筋肉を的確に指させる人はほとんどいません。

最終的に連動を知る

特定の筋肉が単体で働くことはまずありません。
主働筋・共同筋・中立筋・固定筋など、思わぬところで思わぬ連動が起きているのが身体。 『全ての筋はすべての動作に作用する』といっても過言じゃないのです。

連動もまた感覚だけでは把握できません。人間の脳は意外と不器用で、1度に意識できるのは1箇所だけですからね。

連動を知るには、PNFとかアナトミートレインです。

アナトミートレインは筋膜の走行から、PNFは当たり前な動きから、連動する筋肉を知ることが出来ます。

んが、この手の本は結構お高いしあんまり面白くもないので、いろんなスポーツを自分でやったり見たりすれば良いと思います。動作の共通点が見えてくれば十分です。

解剖生理に流行り廃りは関係ない

フォアフット走法とかナンバ歩きとか、人間の形や仕組みは変わっていないのに歩き方・走り方に流行り廃りがあります。調べたり習ったりしたら流れに巻き込まれるのオチなのです。
歩き方論争に終止符を打つエントリはこちら↓

当たり前の解剖生理と物理には流行りも廃りもありません。歩き方・走り方を知りたい方はもちろん、身体に興味があるなら、ベーシックな解剖生理と物理を軸に据えるのが◎です!

「生き方」をそのまま「働き方」に

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『遊ぶように学び、遊ぶように働く』。素のままの自分で誰かの役に立つと「生き方」はそのまま「働き方」になる。
「頑張る」より「愉しむ」。遊びが全てを救う。そんなモットーの手力整体塾@からだ応援団です。

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書いている人

パンチ伊藤
あっとう言う間に整体師歴19年。現役で施術する傍ら小さな整体塾を主宰しています。当たり前な解剖生理と簡単な物理を繋いだわかりやすい身体の話が得意。釣り/山/島/音楽/映画/生きもの/が好き。2020年から自然農の畑やってます。

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