マクロからワイドへ、関節の動作を見極める目を持ちましょう

先週に引き続き、新入生の方々も関節の動作を正しい言葉に置き換える練習に突入しました。
聞きなれない動作名を覚える事が最初の関門ですが、その先にあるもうひとつの関門が見た目のトリックです。

足関節の背屈

赤丸がついている足関節(ソクカンセツ=足首)の動作はどちらも同じ背屈です。上が動いているか下が動いているかの違いはありますが、足関節背屈の筋が縮まっているのは一緒。

内外反

こちらも赤丸・青丸それぞれ同じ動作。赤丸は足関節外反。青丸は内反です。
見た目は違っても関節に生じている動作は同じ。足関節に限らず身体のいたるところで同様の事が起きます。パッと見に惑わされないようにしましょう。

解剖のテキストに載っていることが全てではありません。やわらか~い頭で柔軟に。

ちょっと飛躍した話しですが、足関節背屈の筋は股関節伸展にも関与するし、外反の筋は股関節内転、内反の筋は股関節外転に関与するとも言えるわけです・・・・・・あ、悩んだらスルーしてください(笑)。まずは単体の関節を正確に診られるように。

起始は岸じゃない

筋肉の付着部は起始と停止に分類されています。ほとんどの筋肉は近位(体幹に近い方)が起始、遠位が停止。解剖学上は筋肉が短縮すると停止が起始に近づくとされています。

岸

釣りバカ整体師が良く行く湖などに見られる浮き桟橋。桟橋を繋ぐロープの片方が縮まった場合、当たり前ですが岸は微動だにせず動くのは常に桟橋です。解剖のテキストがいう『停止が起始に近づく』状態がこれ。

んが、私達の身体に岸はありません。“土台”と称される事が多い骨盤さえもけして固定されているわけではありませんので実際は

岸2

どちらも浮いた桟橋状態。起始と停止が大概に近づいていきます。全身の骨が全てこの状態なのでどこか一箇所が極端に縮こまる(凝る)と

岸3

思わぬところが引っ張られたりつられて縮こまったりして果てしなく連鎖していきます。

起始は岸じゃない。しかも慢性痛の症状は引っ張られているところに出ることが多い。整体を難しくしている要因でもありますが、整体が面白い要因でもあるのです。

まずは関節ひとつから。そして連動する関節へと視野を広げられるように。
柔らかい頭で、視野・視点・視座のコントロールをしていきましょう。

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パンチ伊藤
パンチ伊藤
12周年を迎えた小さな整体スクール手力整体塾を主宰しています、からだ応援団団長の釣りバカ整体師です。好きなこと得意なことに整体の知恵と技をプラス、個性を活かした働き方を提案しています。

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