身体が硬いと太りやすいのか?整体師・セラピストなら気付いている本当のこと

身体が硬いと太りやすいのか?整体師・セラピストなら気付いている本当のこと

『身体が硬いと太りやすい。柔らかくすると代謝が上がって痩せやすくなる!』
ネット上を見回してみたらどうやら一般的にはそんな風潮になっているようですが、多くの身体を実際に見ている整体師・セラピストならちょっと違和感を感じることだと思うので、ナナメ目線なワタクシが代表してバサッと袈裟斬りにして差し上げようという今回のエントリーでございます。

だいたい身体のどこを指して『硬い』と言っているのか?

正確な言葉を大切にする手力整体塾としては、身体が硬いとか柔らかいとかの表現がまず気に入りません。ザックリし過ぎすぎてるでしょ?筋肉が硬いのか靭帯や関節包が硬いのか、可動域が狭いことを言っているのか触った感触のことを言っているのか・・・・何を指して『身体が硬い』と言っているのかわかりません。

物心ついた時から通常の可動範囲に遠く及ばない関節可動だったら、靭帯や関節包の硬さや神経線維の短さが疑われますし、可動域がやたらと広くても触れる筋肉はカチカチに固いとか、触ったら柔らかいのに可動範囲が狭いとか、こっちはよく動くけどあっちはあまり動かないとか色々な『硬さ』があるわけで、『身体が硬いと太りやすい』などと一言で片付けようなんて無茶のです。

ポッチャリさんの方が関節可動域が広い(身体が柔らかい)

最初にお断りしておきますが現段階ではあくまで統計的な事実であって科学的な根拠はありません。けれど、沢山の人を見ている整体師・セラピストさんなら『ポッチャリした女性の方が関節可動域が広い場合が多い』と気付いているはずです。

背中やお尻などの触れる筋肉はカチカチに硬いのに関節の可動域は広い。そんなポッチャリ目の女性は相当多い。反対に、太りにくい・太れない女性の方が、前屈(股関節屈曲)も開脚(股関節外転)も、通常より狭い可動しか無いいわゆる『身体が硬い』場合が多いのです。

色んな所で当たり前のように書かれている事と現実は随分と違うのです。現場の整体師・セラピストさんなら気付いていますよね。

関節可動域はインナーマッスルの領域

『身体が硬いと太りやすい』『身体を柔らかくすると痩せやすい』という理論は、【関節可動域が狭いのは筋肉が硬いから→筋肉が硬いと代謝が落ちる→太る】という理屈なわけですが、関節可動域を左右するものは上記の通り色々とあるし、ひとくちに筋肉といってもこれまた色々あるのです。

靭帯・関節包・神経に話が及ぶような状態だとしたら残念ながら基本的に出来ることは何もありませんので筋肉に絞って話をすすめますと、関節の可動域・身体の柔軟性を左右するのは、骨に近いところにあるインナーマッスルです。

インナーマッスル(深層筋)とアウターマッスル(浅層筋)ギャップが開き過ぎて起きること
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構造上、関節の動きに働くのがアウターマッスル、固定に働くのがインナーマッスルなので、固定に働くインナーが優位だと身体は硬くなります(固定されます)。言い方を変えれば、関節の可動に制限を掛けられるほどインナーマッスルがあるということです。

生まれながらに関節可動域が広い身体の柔らかい人は、アウターが優位でインナーが劣勢。関節を固定するインナーが貧弱で必要以上の可動域があっても常に動いていれば問題ありませんが、デスクワーク等ジッとする時間を増やしてしまうと、元々優位なアウターの筋肉で固定をしてしまうので背中やお尻のアウターマッスルがガチガチに硬くなるわけです。

身体が硬い事のメリット・柔らかい事のデメリット
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赤筋と白筋、燃焼効率が高いのはどっちか?

燃焼孤立が高いのは赤か白か

赤筋と白筋については以前に詳しく書いているので割愛しますが、持久力に長け有酸素で動き続けることが出来る赤筋の方が燃焼効率は高いのです。

遅筋/赤筋・速筋/白筋。健康のために大切なのはどっち?
赤筋/赤筋・白筋/白筋と筋肉ごとに分かれているわけではなく、すべての筋肉にそれぞれが含まれていて、Ⅰ型(遅筋)が多い筋肉とかⅡ型(速筋)が多い筋肉と言う具合になっています。どの筋にどの筋繊維が多いかはおのずと見当がつきますが割合は遺伝的で・・・

赤筋はどこにあるかといえば、関節の固定や姿勢の維持といった持久的な使い方を余儀なくされるインナーマッスルに多く含まれます。

つまり、インナーが優位で少々関節可動域が狭い(身体が硬い)人のほうが太りにくく痩せやすいというのが、多くの人の身体を見てきた整体師の持っている実感です。

ストレッチじゃ痩せないのか?

筋肉は縮む方向でしか力を発揮しません(収縮)。つまり縮んだまま凝り固まった状態の筋肉は使えません。既に縮んでいる筋肉を更に縮めようとすれば痙攣(攣る)します。
使えない筋肉があるということはその分だけ代謝が落ちるのは確実なので、縮んだまま凝り固まった筋肉をストレッチして使える状態にしておくことは代謝を上げることに繋がります。

ただし、どこをストレッチすれば良いかは人によって違いますし、そもそも痩せにくい(太りやすい)人は上記のように関節可動域が広めな方が多いのでストレッチが効きません。

痩せにくいのは身体が硬いからではなく、赤筋=インナーマッスルがショボいからです。ストレッチよりもスタビライゼーションやバランスボールなど、バランス系のトレーニングで低負荷高階数の刺激をインナーに入れてゆくのが◎なのです。

まとめ

『ストレッチすると痩せやすくなる』という偏った情報が散見されますが、痩せにくくて悩んでいる人はそもそもストレッチは得意な場合が多くあんまり役に立たないという事です。
あ、でもこれほとんど女性に限ります。男性では体型と柔軟性(インナーマッスルの有る無し)にはあまり関係が無いようです。

最後に代謝を上げる要素をまとめておきます。

代謝を上げる要素

  • 使える筋肉の数を増やす(使えない筋肉を減らす)
  • 特定の筋肉そのものの出力を上げる
  • 赤筋を使う(有酸素運動)
  • 酸素とエネルギー源をしっかり循環させる
  • ちゃんと食べる・飲む・呼吸する・寝る
  • ストレス解消

冷え性が改善し平熱も上がったらしい塾生のブログもリンクしておきます。

体は素直、心は頑固。でも体の変化は心を変える。 : 開業専門の整体学校 - 塾生レポート
あるかもね塾生の青柳です。房総合宿の感想です。合宿が終わった今になって、「そういえば、よく行ったな」と思いました。かなり今更なのですが、私は元来、出不精で超インドア派。海外旅行先ですらホテルのベッドでゴロゴロしながら出かけるまでに時間がかかるほど...

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