トレーニングもセルフケアも慣れたらおしまい。毎日駅まで歩くのは運動の内に入らない!?

「毎日駅まで歩いているから自分は運動不足じゃない」
もしアナタがそう思っているとしたら残念ながら間違いです。毎日やって慣れてしまったことは運動とは呼べません。

衝撃!毎日駅まで歩くのは運動の内に入らない!?

日常で筋肉は太くならないし代謝も上がりません

これ、誰もが実感していることだと思います。たまの肉体労働で筋肉痛が起きているうちは筋肥大が見込めますけれど、毎日続けて慣れてしまったらもう何も変わりません。じゃなかったら何年も肉体労働続けている人達は軒並みボディービルダーみたいになってしまいます。

ワタクシも18~25までバリバリの肉体労働者でしたが痩せたり筋肉がついたりしたのは最初の1ヶ月位で、それ以降筋肉が増え続けるなんてことはありませんでした。
日常の動作を普通にできる人なら、立ったり座ったり、階段を上がったり降りたりという動作を『運動』とは呼ばないはずです。

身体活動・運動の基本方針として厚生労働省が定めているものに、

身体活動量を増やすためには、状況に応じて、通勤・買い物で歩くこと、階段を上がること、運動・スポーツを行なうことなど身体を動かすことを日常生活に取り入れることが必要である。http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b2.html

という表記がありますが何だかちょっと的外れなのであります。

出来ないこと、苦手なことをやるからトレーニングやセルフケアといった意味のある”運動”になります。『毎日駅まで歩いている』等いつもやっている慣れた事はただの動作。現状維持すら出来ません。

そういえば最近、こんな研究結果も発表されてましたね。

交通量が多い都会の道路を長時間歩くウォーキングをしても、健康効果はほとんどない――。英国の研究チームが5日の医学誌ランセットにそんな研究結果を発表した。インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは主に60歳以上の人を対象に、ロンドン市内の排ガスが...

慣れはありがたいけど怖い

『慣れ』というのは肉体がどんどん勝手に使い方を工夫してきた証です。
人間にもほんの少しだけ野生の本能が残っているので、理性(脳)を働かせないとカロリー消費を抑えようとします。慣れない内は疲れた運動も、繰り返す内に必要最低限の筋肉を最低限の出力で使って出来るように消化してしまう。「無駄な力が抜ける」とも言えますけど、慣れれば慣れるほど運動量を減らしカロリー消費を押さえて『楽』になってきます。

どんなに苦手なこと、難しく感じることでもやっている内に出来るように成る、『慣れ』は人間の素晴らしい機能ですが、使い方を間違ったら恐ろしいことになる諸刃の刃です。慣れの中に生きていたら脳と肉体が別々になっていくわけですからね。

全ての人に共通して効果的な運動はありません。
寝たきりに近い人なら、立ったり座ったりトイレまで歩いたりが十分運動になります。毎日駅まで20分歩いている人なら、荷物を増やすとかもう一駅分歩くとかが意味ある運動になります。出来ないからやる意味があるわけで出来ることはやらなくても良いのです。

非日常のように日常を活きる

遊ぶことをナリワイのようにして色んなところへ行っているワタクシですが「結局どこへ行ってもおなじだなぁ」と近頃は思っているのです。どこへ行こうがいつもの人といつもと似たような遊び方をしているわけで、釣れてくる魚は違えど場所の違いは大した問題じゃないということに気付いてきたのであります。

大金池

大切なのは、非日常を非日常として愉しむことじゃなく、日常を非日常のように活きること。慣れないこと。

慣れたら楽ですけどね。やっぱりみんな大好きな『楽』は禁断の果実なのであります。『楽になります!』って売り込んでる整体屋さんはとても多いですが、楽で良いことはあんまり無い!
手力整体塾卒業生の施術だと、痛みは取れるけどやらなきゃ成らないことが色々増えて楽には成らないと思いますw。でもその方が健康でしょう。

そんな整体塾を主宰している当のワタクシは先日ジムで泳いでみました。まともにクロールしたのは30年振りくらいじゃないでしょうか。死に物狂いで何とか25m泳ぎきりましたが、酸欠も手伝ってビックリするほど脚がパンパン!慣れてないことはほんのちょっとでも良い運動になりますww。

壊れそうだから壊れないように進化する。それが身体です。現状出来ないこと、やり難い事だからこそやる意味がある。慣れない動きで、脳(理性)と五体(本能)も繋がります。
慣れた動作では現状維持すらできません。時は流れていますから、現状維持は後退を意味するのです。

慣れの中に居たら身体も頭も早々にボケます。
トレーニングもセルフケアも遊びも仕事も人間関係もアレもコレも慣れたらおしまい。慣れないように日常の中に非日常を散りばめる。そんな活き方にはやっぱり遊び心が大切なのであります。

慣れてない動作をしてみましょう。左手を使う、後ろ向きに歩く、逆立ちしてみる、左腕から上着を着る、左足からパンツを履く・・・・・たったそれだけでいつも使わない筋肉が動いて生きることがスポーツになります
慣れない動作ができるようになれば歪みなんて勝手に解消します。あ、『慣れない程度に慣れる』という塩梅をお忘れなく!

トレーニングもセルフケアも慣れたらおしまい

先の日曜は3年前と6年前の卒業生が何故か偶然同じ日に再受講。手技の練習をしたかったようですが、授業は手技の部分だけそっくり省いた手力整体のレストアストレッチでした。
セルフケアを提案した場合も、どれくらいやったら良いですか?と必ず聞かれますから、答えを用意しておいてくださいね。

フォローして更新を見逃さない!

Author Profile

パンチ伊藤
パンチ伊藤
12周年を迎えた小さな整体スクール手力整体塾を主宰しています、からだ応援団団長の釣りバカ整体師です。好きなこと得意なことに整体の知恵と技をプラス、個性を活かした働き方を提案しています。

遊びの重要性を説く伝道師になる

アソビがあれば簡単には壊れない。コレ、万物共通の真理。

『遊びあるからだ、遊びある人生』の伝道師になりたい方を募集中です。