【整体師のためのマーケティング】集客に必要なのはアイデアよりもアナライジングだ!

【整体師のためのマーケティング】集客に必要なのはアイデアよりもアナライジング

『腰痛肩こりお任せください〇〇整体院』
こんな看板を掲げて整体院の商売が成り立ったのは10数年前の話。リラクゼーションも含めたら今やコンビニよりも多い飽和状態なので、きちんとしたマーケティングが出来なければあっという間の撤退を余儀なくされるのが実情です。

店舗も持たず看板も掲げず、ウェブサイトからの集客だけで整体師として18年間メシを食ってきたパンチ伊藤が大盤振る舞いするこのエントリでは、整体院を開業する際にどんなマーケティングをすれば良いかわかるようになります。集客できないのは広告宣伝が間違っっているからではなくマーケティングを行っていないからなのです。

そもそもマーケティングとは

そもそもマーケティングとは

『商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。』

とGoogle先生が仰っるとおり、事業を始めるにあたり必要なことほとんど全てを【マーケティング】というのです。単なる集客とか広告宣伝ではありません。整合性のあるマーケティングが出来てないのに、アレコレと手を変えたり品を変えたり集客・広告宣伝に精を出しても無駄なのですあります。

【何故その事業をするのか】という理念にもなる部分がマーケティングの核心。名は体を表す、頷ける企業理念をいくつか見てみましょう。

グリコ
美味しさと健康(創業時は「食品による国民の体位向上」)
https://www.glico.com/jp/company/about/philosophy/

ホンダ
創る喜び 売る喜び 買う喜び (これができたら、みんな喜ぶだろうなぁ)
https://www.honda.co.jp/guide/history-digest/

Google
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3.遅いより速いほうがいい。
4.ウェブ上の民主主義は機能します。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。
https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html

Facebook
誰もが情報を共有できる、オープンでつながりのある世界を実現する
https://newsroom.fb.com/company-info/

NIKE
世界中全てのアスリートにインスピレーションとイノベーションを
https://about.nike.com/

Apple
テクノロジーを介して何百万人もの人の生活を変える(創業時)
Appleは企業理念が無いことで有名ですが、スティーブ・ジョブズには明確なビジョンがあったことも知られています。

集客・広告宣伝などは、自分のやりたいこと・やっていることの『なぜ?』をいつでも一言で表現できる様になってから。この順番を守らないとやることなすこと空回りします。

整体師のためのマーケティング手順【5W1H】

またAppleの話で申し訳ありませんがこちらのビデオをご覧ください。(ワタクシアンチAppleですがジョブズは好きなので)

Appleと他の企業を比較してマーケティングの本質を分かりやすく説明してくれています。違いは明確、Why。『なぜ』という企業理念が有るかな無いかの点です。

ビデオではWhoが抜けていますが、パーソナルビジネスともいえる整体師として開業するなら、1番最初にハッキリさせたいのはWhoです。

あなたは何者(Who)であるか、そんなあなたが何故(Why)整体をするのか。この順番は必ず守りましょう。
ここをすっとばして『どんな内装にしようかなぁ』などと考えてもただのお店ごっこですし、集客テクニックに走ったところで長続きしません。たとえ商売として上手くいったとしてもいつしか息苦しくなるのが落ちです。

なんでここまで明確に言えるかというとワタクシ自身が体験したからです。
WhoとWhyを明確にせずに師匠のやり方を徹底的に真似て軌道には乗せましたが、自分の中に湧いてくる『偽物感』を感じて苦しんだ時期がありました。

そんな状況から脱却した手段がWhoとWhyの明確化。過去まで遡って『私』というキャラクターをハッキリさせ軸に据えることで現在まで継続してこれたのです。

パーソナルビジネスのマーケティングはWhoが最優先。次にWhy。誰が何故(何のために)その事業をするのか。それが決まれば、How・What・Where・When は考えなくても勝手に決まります。

だから本当は整体の勉強をはじめる前、独立に向けた資格取得の前にマーケティングした方が良いのです。

奇抜なアイデアじゃなく自分と整体のイノベーション

もうすでに整体の勉強を始めているとか独立に向け資格をとってしまったとしても、Whoを明確にするマーケティングをおこなってみたら畑違いなことを生業にした方が良いと気付く場合があります。実際、手力整体塾の卒業生には卒業後全く別の生業で愉しく働いている人が結構います。Whoを活かすためなら正しい選択です。

んが『何とか整体で』と思っているなら、明確にした『私』というキャラクターと整体とでイノベーションを起こす必要があります。

昨今あちこちで耳にするイノベーション。この言葉の正しい意味を知っている人はどれくらい居るでしょうか。イノベーション(英: innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。一般には...

イノベーションとは、既に存在している単体ではあまり価値のないモノ同士をくっつけて新たな価値を創造すること。
整体院はコンビニよりも多いほどありふれているし、その他大勢と同様に扱っていたら『私』にも価値は無い。けれど、生まれてから死ぬまで同じ人生を歩む人はいないからすべての人がオンリーワン。そんなオンリーワンな『私』と整体を掛け合わせてイノベーションを起こしニッチなマーケットの創造をするのが、整体院におけるマーケティングのド真ん中ストレートです。

取って付けたハリボテのコンセプトや奇をてらったアイデアは見透かされます。例えるなら、オープンカー専門店の社長が「だって不便じゃん」って理由でハイエースに乗ってちゃダメでしょって事です。

同じ理由で、男性整体師が産後の骨盤矯正とか不妊ナントカとかやっているのも、伊藤の目には滲んで見えます。あ、歳のせいですかね。

有名な手技、名の知れた〇〇協会はフランチャイズ

整体で開業する際にフランチャイズというのはあまりピンと来ないかも知れませんが、既に有名な手技の導入とか名の知れた〇〇協会加盟とかがそれに当たります。

セブンイレブンの看板を掲げるのか個人商店でコンビニエンスストアを開業するのかで考えればわかると思いますが、有名な先生が簡潔にまとめたテクニックをそっくり真似て大きな協会の名前を掲げたほうが、スタート時の集客はちょっと楽だと思います。

んが、フランチャイズというのはロイヤリティーが発生します。“楽”をしたらどこかにしわ寄せがくるのは森羅万象共通。凄い先生が凄く頑張った結果、“楽”に惹かれた人が集まり先生が儲かる。そ、つまり儲かるのは先生or本部です。

手力整体塾の場合、ワタクシは凄い先生じゃないししかもあんまり頑張りませんから、塾生・卒業生に頑張ってもらってます。その分ロイヤリティーも協会費も無し。常識ある関係を築ける人であればリピート受講もサポートも無料。名称はもちろん素材も何もかも好きに使っていただいて結構です。

整体院の差別化は真のマーケティングで自然にできる

差別化のために新しいテクニックとか最新機器の導入とか、奇をてらった内装や凝ったデザインのウェブサイトとか・・・・っていう方向に向かう気持ちもわかりますが、冷静に考えればそれらは誰でも出来る事。真の差別化は『私』だからこそのところで可能になります。

手力整体塾を卒業後開業して軌道に乗せてちゃんと継続している卒業生をみれば一目瞭然。特別変わった事をやっている人は1人もいません。

  • 自身の経験を元に妊婦さん・お母さんを対象にしている人
  • 大好きな地域に密着して地域の整体院として認知された人
  • 明るく楽しく受け入れてくれる人柄を頼りにされている人
  • 犬好きが高じて犬の整体師として名を馳せている人

などなど、差別化すべく狙って『そうした』わけではなく、それぞれのキャラクターを活かしたら『そうなった』のです。

結局人が人に触るのが整体。紹介された先生の施術で症状が解消されたとしてもなんか合わなければ無理。二度と行かない。そういうのもです。何をしているかはあまり重要じゃない。誰(Who)がやるかが重要なのです。
整体なんて只の道具。使う人によって色んなモノが出来上がる。そんな自然な差別化ができるのが本当のマーケティングです。

マーケティングの軸は【who】

整体師らしくない自分のキャラクター殺していませんか?ワタクシはそんな時期がありました。だからこそ言えます『整体師らしく』なんてくだらない。人の身体は100人100様。整体師だって100人100様なのです。

今すぐ比較をやめよう

とても久しぶりに『整体+自分の地域』で検索してみたら、目を疑うタイトルが並んでいました。

  • マッサージ師も通う整体院・・・
  • 本当に治してくれる整体なら・・・
  • 国家資格を持った整体師のいる・・・

こんなのばかりでまるで自慢大会。しかも【本当に治してくれる】は法律に抵触しています。はい、逮捕です逮捕。サイト内をちょっと覗いてみても他所の整体とはココが違うとかそんな話ばかりでほとほと嫌気が差してきます。

ハイキングがブームになれば地図も持たずに山へ入る人が現れたり、釣り人が増えればゴミやマナーの問題が必ず出てきます。人が増えればちょっとおかしな人も必ず増えるのです。
整体院・整体師という職業もすっかり認知された証だとは思いますが、業界の品位を下げるようなことはしてもらいたくないところであります。せめて法律くらいしっかりと調べて守りましょう、マジで。

無知が一番の罪。整体・整体師に関係する法律について。開業するならもちろん、学校を決める前・勉強を始める前に必読のページ。

とても不思議な事ですが、売る側(サプライヤー)になった途端、買う側(カスタマー)の目線や気持ちは失われます。いわば、親になった途端子どもの気持ちがわからなくなるようなも。見ているところが違うのだから共感など得られるはずがありません。

私は○○が出来ますとか、うちの整体院はここが違いますとか、そんな自慢話に共感するカスタマーはいない。

比較して自慢などせず、どんな人がどんな気持ちでどんなサービスを提供しカスタマーは何を手に入れていくのか、丸っと素のまま発信するのが差別化に繋がります。

差別化するために他の整体院のサイトを見てはダメです(カスタマーに成り切って見るのはアリ)。整体院のウェブサイトを1番見ているのは、同業の動向が気になって仕方ない整体師だったりするから困ったものです。

素が出せれば誰もが皆ユニーク(固有、特有、独自性)な存在です。気負ったり意気がったり卑屈になったりせずにそのまま・・・

  • どんな人がどんな気持ちで
  • なぜ整体を提供しているのか

  • どんな人に受けて欲しくて
  • 受けてくれたら何が手に入るのか

素直に正直に発信する。

カスタマーが求めているのは自分にピッタリな(ユニークな)サービスです。どのみち8:2の法則がありますから、8割に嫌われるつもりでユニークさを発揮したら良いのであります。

整体師1年生だからこその専門化

手技と考察の稽古を何度も繰り返し記憶に残る良い施術が出来るようになったとしても、お客さん・患者さんが来なければ宝の持ち腐れです。下町ロケットみたいにコツコツ良いもの作っていればいつか花開くなんてのは妄想。良いもの作る・良い施術が出来るというのはひとつの条件でしかありません。個性を強みに発信しなければその他大勢に埋まって一生花は開きません。

確実に成功するための方法は知らない。しかし、確実に失敗する方法なら知っている。それは、すべての人に好かれようとすることだ。

哲学者プラトンが残した言葉だそうです。
全ての人に好かれようとすると結局何者だかわからなくなってしまう。嫌われることを恐れていると誰からも好かれないってのは真理なのであります。

『腰痛肩こりお任せください!○○整体院』
誰からも嫌われない金太郎飴みたいなこんな整体院は確実に失敗します。さらに・・・・腰痛・坐骨神経痛・ヘルニア・脊柱管狭窄症・膝痛・変形性膝関節症・O脚・肩こり・手のしびれ・頚椎症・頭痛・めまい・耳鳴り・更年期障害・自律神経失調・・・e.t.c.。数々の適応例を挙列している何でも屋も同様。全ての人に好かれようとするのもやっぱり失敗する。ダイエーやヨーカ堂の苦戦が良い例です。

整体院開業1年目なら尚の事、専門化すべきです。例えば・・・

私は整体師1年生ですが腰痛歴は20年。ヘルニアの手術も経験しました。一昨年本物の整体(体育)に出会ったお陰ですっかり回復。コルセットや痛み止めからも開放されて、あの嫌な寝起きの腰痛も皆無。しかも大した努力もなく20kg痩せるおまけ付きで今に至ります。

整体師としての経験はまだまだなので色んな症状に対応は出来ませんが、ヘルニア(と称される)腰下肢痛、坐骨神経痛、いわゆる【腰痛】に関しては少々自信があります。(腰痛カテゴリとかヘルニア体験記とかへリンク貼ったり)

腰痛の恐怖を私は知っています。私の体験があなたの希望になりますように。
『腰椎ヘルニアで人生を諦めかけたかけた男の腰痛専門整体○○。』

とても不思議な事ですが、この業界ではなぜかベテランさんほど専門化している場合が目につきます。本当は逆であるべきだと思うのですがどうでしょう。1年生だから○○しかできない。この方が正直で清々しくて信用できるのではないでしょうか。

体験に基づく専門化。それができれば整体師1年生だろうと臆することはありません。

ニーズは応えるのではなく生み出す

ここまでお読みいただいた方はお気づきだと思いますが、マーケティングにつきもののニーズというものはサプライヤーが提示するものです。

カスタマーは明確なニーズを持っていません。結構漠然としたものを探しているカスタマーの眼の前に、サプライヤーが「コレでしょ」と提示してニーズが生まれるのです。

大体「こんなのが欲しい」と言われてから提供していたんじゃ、サービス業じゃなくてレシーブ業ですよ。

まとめ

【今】は過去から繋がっています。誰もが【今】に繋がる過去を持っているのです。だから過去を分析すれば自分の今を形成している【何故】が見えてきます。そしてその傾向は未来にも繋がる。ある日突然隣のレールに乗り移れることは滅多にありません。

整体師のためのマーケティングと題しましたが、軸に据えるWhoを知ることは、やりたい事をやって愉しく活きるために皆が取り組んだら良いことだと思います。

まずはとにかくガッツリと過去をアナライジング。『私』がナニモノかを知って詳細なプロフィールを書くことからはじめましょう。それがマーケティングの第1歩です。

独立して働いていこうとしているのに「プロフィールに書くことがない」という人がたまにいます。個人事業主のプロフィールはいわば商品説明なので『何もない』では困ってしまいます。そんなわけで、『何もないはずは無い』というお話です。日本のガラパゴス夏が終わ...

せっかく独立して働くならなおさら、素のままの自分で気持ちよく働かなきゃ意味がありません。ON・OFF分けたいならサラリーマンしときなさい。

マーケティングはオンもオフもなく愉しく活きるための作業

過去を分析し自分を知る作業は少々辛い面もありますが、本当の意味で“考える”事なんて『自分は何者であるか』くらいしかありません。
自分を探しに旅なんて行ったって無駄。考える為に場所を変えるのは有りですけど、ある日何処かに転がっている自分を偶然見つける事なんてありません。自分は自分の過去から出来上がっています。

遊べる身体で人生を遊ぶ

遊びがあれば壊れない。コレ、万物共通の真理。
身体と人生にアソビを提案する整体師を育成する手力整体塾です。

まずは無料の授業体験。