記憶と時間の話。集中できるのはどれくらい?

学校の授業やセミナーはもちろん、映画を見ても旅に行っても「面白かった」or「つまらなかった」しか感想が出てこない自分を嫌に思った事はありませんか。一緒の時間を過ごしているはずなのに何であの人は面白かったことや重要なことをスラスラと回想出来るのか・・・・。
それってもしかしたら1から10までずっと集中しているのが仇になっているかも知れないよというお話です。

集中には限度がある

時間は大切

90分15000円のセミナーと3時間15000円のセミナー。
記憶に残る内容がほぼ同じだとしたらどちらを選ぶでしょうか。

90分6000円の施術と15分6000円の施術。
双方とも主訴が改善して原因と対策を持ち帰れるとしたらどちらを選ぶでしょうか。

お金は最悪借りられます。近頃はクラウドファンディングなるもので見ず知らずの人からお金を募る事もできます。んが、時間はいかんともしがたい。どれほど金持ちになろうが有名になろうが道端の野良猫と同じ1年は365日、1日は24時間しか無いのが現実。つまりやりたい事が出来るかどうか、成功するか野良猫で終わるかの違いは時間の使い方にあるわけです。

時間は記憶に残らない

時間は人間が作り出した幻想

時間というものは人間が作り出した概念であってそもそも存在しません。化石や地層から太古の昔を調べているのは【今】の人だし、過去の体験を悔やんでいるのも【今】の自分。だから2泊3日の旅行でも9泊10日の旅行でも出発地に帰ってきたらついさっき出発したかのような感覚にとらわれます。
何処に行き何をして来たか、五感で感じたことや気付いたことなど体験は記憶に残るけれど、時間(期間)というものは記憶に残らないのです。

旅行の日数が多くなれば当然体験を増やせますが、コンダクターにくっついてあちこち行ってたらそれすらもうっすらしてしまうはず。ナビの言うままに走っている道をいつまで経っても覚えないのと同じです。

『いかに集中した時間を過ごしているか』で記憶出来る容量は何倍にも変わるのであります。

時間はとても大切。時間は記憶に残らない。だから時間の無駄遣いはやめたいわけですけれど、集中できる時間には限りがあるので意図的に集中しない時間を作る必要があるのです

15・45・90の法則

こんなデータがあります。

「学習時間を細かく分けた「45分」で「60分」と同等以上の学習効果を発揮 “長時間学習”よりも短時間集中の“積み上げ型学習”が有効であった」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000562.000000120.html

さらに、精神科医なのに何故か浅井企画に所属している樺沢紫苑さんというちょっと怪しい方wが『15・45・90の法則』というものを説いてくれてます。ちょっと怪しいわりに腑に落ちる点はとても多いです。(参考動画 : https://www.youtube.com/watch?v=7P4nutcbZSk

人間がガッツリ集中できる時間はたったの15分

最近めっきり集中出来ないワタクシ。1本のブログを書くのも何回かに分けますし、うちで映画見る時はちょくちょく再生を止めます。単に集中力が落ちていると思ってましたけれど、面白かったところや重要な点は自慢じゃないけどちゃんと繰り返せますから、集中力が落ちたのではなく【集中と散漫の切り替えを行うようになった】とポジティブに捉える事とします。

映画館の場合は途中で止めるわけに行かないのでどうでも良さそうなところは結構力抜いてます。良い映画っていうのはきっとその辺もわかって作り込んでいるのでしょうね。

当サイトでは何度もシェアしているダビンチが嘆いた人間の特性・・・

見ることなく見る、聞くことなく聞く、感じることなく触れる、味わうことなく食べる、筋肉を知覚することなく動く、匂いをかぐことなく息を吸う、考えることなく話す。

15分以上は否応なしにこんな感じになっちゃうのかも知れません。

記憶に残る施術をしましょう

時間は記憶に残りませんから『今月はキャンペーンで10分延長サービスです』とか全くもって無意味。だからといって短いほうが良いとかいう単純な話でもありません。
特に1回目の施術は色々確かめたいので時間がかかる。時間は掛かるけれど最終的に伝えたいことを早めに絞り込んで、全てをそこへ繋げていけば良いのです。

幸い、手力整体の基本手技は15分刻みになっています。しかも最初の15分にクライマックスがあります。
それままるで冒頭部分で犯行シーンを公開してしまうドラマ『古畑任三郎』のよう。中盤以降はプロセスを埋めながら小さな答え合わせをして判りきっている犯人を追い詰める。全ては冒頭へ繋がるのです。

ザコは沢山出来てきても覚えてもらわなくて良い。脇役は目立っちゃいけない。

記憶したいときも記憶してもらい時も15分に集中しましょう。その為には良い感じに抜けてる時間を設けること。集中と散漫、緊張と弛緩。何事も過ぎたるは及ばざるが如し。アッチ・コッチと揺れるからこそのバランスです。

良いセミナーや良い施術はもとより良い映画や旅なども、記憶に残したかったら時間(期間)や内容よりも構成が大事というおはなしでした。

書いている人

パンチ伊藤
パンチ伊藤
12周年を迎えた小さな整体スクール手力整体塾を主宰しています、からだ応援団団長の釣りバカ整体師です。好きなこと得意なことに整体の知恵と技をプラス、個性を活かした働き方を提案しています。プロフィールはこちら>>

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