平熱を上げると健康になる?体温論争に終止符を打って差し上げましょう

平熱を上げると健康になる?体温論争に終止符を打って差し上げましょう

平熱を上げると健康にはなる。けれども・・・・

  • 平熱を上げると免疫力が上がる
  • 平熱が1℃下がると免疫力は30%ダウン

もう随分と前ですが、体温を上げると良い事だらけみたな本が話題になっていました。以降、雨後の筍よろしく次々と体温アゲアゲ教が現れ温活なるものがちょっとしたブームになっていました。「昔の日本人は平熱が37℃ほどもあった」という話が良く引き合いに出されていますが、だから健康だったのか?冷静に考えれば疑問だしだからこそ現代人と大きく違うことがあるんですけれどね。

整体始めて平熱が上がったワタクシの体験

30代前半まで運ちゃんを10年ほどやっていたワタクシ、平熱は35℃台。夜勤明けで寝てたらとんでもない頭痛で目が冷めて体温計ったら水銀の体温計が振れない時があって我ながら驚きました。

そんな状態の時身体はどうだったかと言うと、万年のアレルギー性鼻炎で抗アレルギー薬&点鼻薬常用。アトピー性皮膚炎で常に何処かを掻きむしりバンドエイドは皮膚の一部でステロイド外用薬常用。頭痛薬携帯、インフルエンザ数回、腰痛、肩こり、ブラブラブラ・・・。今よりも無理は利いたし元気ではありましたけど健康とは言えない状態でありました。

運ちゃん生活に終止符を打ち整体の学校へ通い現場へ出はじめて数年、指からバンドエイドが消え、アレルギー性鼻炎も鳴りを潜め、頭痛薬同様鼻炎の薬も持ち歩かなくなり腰痛肩こりは当然対処出来るようになったので、20年も前の当時より具合が悪いのは遠視に磨きがかかったこと(老眼とも言う)と少々血糖値が高いことくらいです。

そんなわけで、平熱が高めだと病気になりにくい・なっても治りやすいのは自ら体験し実感しております。風邪っぽい時も運動やお風呂でガッツリ体温上げた方が間違いなく治るのは早い(熱が十分上がってたら必要ないですよ!)。「風邪引いてるから風呂やめときな」なんてのは内風呂がなかった時代の話。湯冷めするならそりゃやめた方が良いでしょう。

昔は内風呂がなかったら風邪の時は風呂を控えたのです

んが、『体温アゲアゲ万能説』みたいなのが出てくると俄然眉唾つけたくなるのが天の邪鬼。そもそも平熱が高いってことはどういうことか本質を突かないと気が済まないのです。

盲点?平熱が高い=エンジンの回転数が高い

自動車に置き換えてみれば、平熱が高いのはアイドリングの回転数が高めであるということです。ちょっとアクセル踏んでる状態といえばわかるでしょうか。燃料を余計に炊いてエンジンを回しているわけで当然熱も上がりますが、いっつも回転数高めにしていたらエンジンの寿命が短くなるのは容易に想像できると思います。
エネルギー源をエネルギーに変換できる回数は予め大方決まっているのです。

糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル。人間が生きていくために必須の5大栄養素です。エネルギー源として利用される栄養素ですが、楽しく健康に生きるためのエネルギーはどこから生まれるのかっていう、ちょっと凄いこと閃いちゃった話です。地球はなぜ動き続...

乗用車の場合は何故か走行距離数が買い取りや中古車の価格指標になりますが、重機や船の場合はエンジンを回していた時間数が指標です。回転数まではわからなくても距離より正確なエンジンの寿命指数になりますよね。

一生で心臓(心筋)が脈打つ回数が決まっているように細胞が代謝できる回数も決まっている

心臓は一生で脈打つ回数が決まってる

人の体に戻ります。
体温が高いということは、エネルギー源をエネルギーに変換する代謝が盛んに行われているということです。体温を生じる代謝は肝臓と骨格筋がメインですがミトコンドリアレベルでもおこなわれています。

で、各所代謝出来る回数が予め決まってるのに必要以上に回転数を上げてしまったらどうなるか。

焼き肉の網ってドンドン汚れるじゃないですか。1、2人なら交換しなくても良いけど3、4人だと回転が早くて途中で交換したくなるでしょ?網は変えられても細胞は変えられないのでありますよ。

健康と長生きはある意味相反する

遺伝子操作で体温を0.5℃ほど低下させたマウスは、オスで12%、メスで20%寿命が伸びたという実験結果もあります。もし人間の体温を2℃下げられたら平均寿命100歳は夢じゃないそうです。

105歳で亡くなるまで元気に過ごした元聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏も、’12年(当時100歳)の講演の際、「私は起床時には35℃あるかないかです」と語っている。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55384

だそうです。
昔の日本人は平熱が高かったから健康・・・・だったかもしれませんが、平熱が高かったら短命だったのは明白です。現代人は平熱の下降とともに長生きを手に入れているのであります。

オチはいつも通り。本質はひとつ!

平熱が低い方が長生き。かといって代謝が低いってことは体の隅々まで自由に扱えないという事でもあります。寝起きの基礎体温が低すぎたら頭はボーッとしてるし当然冷え性にもなります。ある程度年令を重ねてからならそれでも良いでしょうけれど、若いうちから省エネで平熱を下げて長生き目指すなんてのはいただけません。

体温に限ったことではなく、身体に良い事悪いことは年齢や性別、その時々のシチュエーションでも変わるのです。健康と長生き、今のあなたにとってどちらが大切か。(当ブログではいつものことですが)決めるのはアナタです。

一枚の網でチマチマ焼肉食うのか、汚れも気にせず豪快に食うのか。そんなの好きにしたら良いじゃないですか。
誰が言ったか知りませんが『命を燃やす』とは言い得て妙ですなぁ。

焼き肉の網に例えて体温論争に終止符を打つよ!

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