夏に差が出る綺麗なデコルテの話し
首元から胸元まで大きくカットされ開かれたスタイルのドレスを『ローブデコルテ』と呼ぶようですが、日本ではすっかりその部分のことを指す言葉になっている『デコルテ』。
ドレスだけじゃなく、この時期活躍するタンクトップやベアトップなどを格好良く着こなすために知っておきたいデコルテのはなし。
キレイなデコルテの条件- 年齢は首元に現れる
美しいデコルテとはどのようなものでしょうか。正直そこまで気にして比較・考察をしたことがないのでサクッとググってみたところ、デコルテ領域のスキンケア関する記事が沢山出てきてちょっと拍子抜け。ま、きっとその手のモノが売りやすいからなんでしょうね。
確かにこの領域がガッサガサ・ブッツブツでは100年の恋も冷めるかもしれませんが、そんな人あんまり居ないように思うけれど・・・。気になるのは肌の質感よりもシワやタルミじゃないですか?『年齢は首元に現れる』なんて事も良く言われます。顔はきれいに繕っても首のシワを隠せない女優さんもいますね。
シワやタルミの本質はスキンケアでは解消しない『狭さ』にあります。キレイなデコルテは三角形の面積が広いのです。
さ、間違い探しです。
まず右の方がデコルテが狭いですね。なで肩にも見えますし顔がデカく見えます(サイズはいじってません)。横から見ると・・・・
いじったのは肩甲胸郭関節(肩甲骨)と肩関節、下部頚椎と環椎後頭関節(頭)。で、これだけデコルテが狭くなってナント恐ろしいことにオッパイまで下がっちゃってます。くわばらくわばら。こうなったらどんな高級化粧品でスキンケアを頑張っても只の無駄遣いに終わります。
解消のカギは肩甲骨
巷でよく言う猫背こそが貧相で残念な胸元の元。シワやタルミは狭くなったことで余った皮膚なわけでスキンケアじゃ解消しようがないのです。
もちろん全身が連関しているので肩甲骨だけのはなしではありませんけれど、ここ1番、取り敢えずハッタリでも良いから綺麗なデコルテを造るのであれば、肩甲骨を下げるのが正解です。
肩甲骨が下がると・・・・
- 頭(後頭骨)へ繋がる筋も引かれるので前へ出た頭が後ろへ下がります
- 後頭骨が下がれば胸元から斜め上へ走る筋も引かれます
- 肩をまたいで繋がる胸側の皮膚も背中側へ引かれます
上手に肩の力が抜ければ肩甲骨は勝手に下るはずなのですが、重力に逆らってついつい力が入ってしまうのが人の肩。筋肉で言えば僧帽筋の上部や肩甲挙筋、小胸筋。ここのチカラが抜けると腕の重さをしっかり感じられるはずです。肩コリも勝手に解消して呼吸も深くなって一石五鳥くらい!
肩甲骨を背中側に寄せて無理に胸を張ってデコルテの面積を広げるのは上手くありません。今度は背中が痛くなりますしブラジャーにお肉が乗っかります(笑)。肩甲骨は下げる!!あ、ちなみに肩甲骨を下げずにアゴだけ引くと二重顎の完成です。お気をつけあそばせ。
7月前半から猛暑が続く2017夏。今年もショーパンの流行りは健在なようで、スラっと伸びたおみ脚がそこかしこで見られます。平成生まれは本当に膝下が長い(形はともかく)。食べ物も生活様式もすっかり欧米化したからなのか、男女問わず体型では日本人も引けを取らなくなってきました。そうあとは意識の問題!!!セクシーかつ気品あるデコルテで夏をおもいきり楽しんでください。
書いている人

- 12周年を迎えた小さな整体スクール手力整体塾を主宰しています、からだ応援団団長の釣りバカ整体師です。好きなこと得意なことに整体の知恵と技をプラス、個性を活かした働き方を提案しています。プロフィールはこちら>>
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