腸肋筋(ちょうろっきん)@脊柱起立筋


ピンク(4)。部位によりそれぞれ、腰腸肋筋(A)、胸腸肋筋(B)、頚腸肋筋(C)という。

起始腰腸肋筋:仙骨後面、腸骨稜
胸腸肋筋:下位6個の肋骨下縁内側
頚腸肋筋:上位6個の肋骨上縁
停止腰腸肋筋:下位6個の肋骨下縁
胸腸肋筋:上位6個の肋骨下縁
頚腸肋筋:第4~6頚椎の横突起
神経支配脊髄神経後枝、胸神経(頚腸肋筋・胸腸肋筋)、腰神経(腰腸肋筋)
作用それぞれの部位で、脊柱の伸展・側屈

腸肋筋、最長筋、棘筋をまとめて、脊柱起立筋と呼ぶ。いわゆる背筋の代表。
脊柱起立筋群は両側同時短縮で背骨の伸展、方側で側屈や回旋を行なうが、動きよりも姿勢を維持する固定筋としての役割が大切。

抗重力筋でもあるので、猫背姿勢でデスクワークをしていると負担はこの筋に集中、痛みが出てくる。
逆に近年増加しているお腹を突き出したような姿勢で立つと、抗重力筋のはずなのに使われないので特にAの辺りがペラッペラになってる人が結構います。

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