板状筋(ばんじょうきん)

起始下部(頚板状筋):T4~T6の棘突起 上部(頭板状筋):C4~T3の棘突起
停止下部(頚板状筋):C1、C2の横突起 上部(頭板状筋):乳様突起後部、後頭骨
神経支配後枝C1~C8
作用両側で頭部・頚部の伸展、片側で頚椎(脊柱頚部)の回旋と側屈(短縮側への回旋・側屈)

板状筋は必ず胸鎖乳突筋とセットで!

片側の短縮で胸鎖乳突筋や半棘筋などと共に頚椎の回旋に働きますがその組み合わせに注意が必要。左回旋の際は左板状筋と右胸鎖乳突筋が短縮します。

緊張型頭痛の本丸である事が多い。
目の頑張りすぎ、左右の視力違いなどもここに現れやすく、ここが緩むと「明るいねー」と喜ばれることが多い。ちなみに、直接ここを揉んでもあまり緩みませんので念の為。

顎を引いて頭だけ屈曲(頸は屈曲させない)させるストレッチがセルフケアとして有効。

頭板状筋は風邪の溜まる場所「風池」としても名高い。

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