痛みの仕組みでも解説しているように、筋骨格系の痛みは筋のスパズム(コリ)が原因。痛みは生きていくためにとても大切な感覚ですが、筋肉と感覚受容器がセットで存在しないところは残念なことに痛くなりません。

この4日間集中では胃の痛みとムカツキに疲弊している塾生が居ましたが、胃と腸には筋繊維(平滑筋)があるので、血行不良に陥れば発痛物質が発生して痛みを感じます。膵臓が沈黙の臓器などと比喩されるのは筋肉が無いから。たとえ腐ったとしても腹膜などに延焼しなければ痛くも痒くないのです。同様に脳、肺、肝臓、骨、関節などもそのものは痛くなりません。

ストレス=偏り

『ストレスで胃が痛くなる』のは多くの方がご存知だと思いますが、『ストレスでぎっくり腰』とか『ストレスで寝違え』というのはあまりピンとこないかもしれません。しかしこれ『ストレスで血管が収縮して筋肉が酸欠になる』という根底の生理は一緒です。

ところでストレスとは何でしょう。多くの病気の元?諸悪の根源?実際こんな訳になっていることもあります。

《生体にひずみの生じた状態の意》寒冷・外傷・精神的ショックなどによって起こる精神的緊張や生体内の非特異的な防衛反応。また、その要因となる刺激や状況。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/119222/meaning/m0u/

類義語を探すと、心因では【心配、不安、悩み、葛藤、緊張】など。物理的・肉体的には【重圧、圧迫、負荷】などとなっています。

訳も類義語も何だかあんまりしっくりこないのはワタクシだけでしょうか。ストレスを無くすにはこの訳や類語に当たる状況を無くすのでしょうか?
圧迫や負荷が無ければ骨も筋肉も育ちませんし血行も良くなりません。不安や緊張があるからリラックスもある。万病の元ストレスとは掛け離れているいるように思います。

本当のストレスとは“いっつも”その状態にあること。偏っている事こそがストレスなんだと思います。だからいっつも笑ってたり、いっつも遊んでたりもやっぱりストレス。想像してみてください、相当疲れ果てますよね。

いつか何処かで調べて『ストレス=偏り』だと認識したつもりですが、いくら探してもそんな訳は出てきませんな。ワタクシが勝手に意訳していたようです。すいません。でもどこかの英和辞書で採用してくれませんかね。

真のコリ(トリガーポイント)は隠れる

肉体的には、いつも同じ姿勢で長い時間過ごしたり反復動作を続けたりすると、特定の筋肉に偏った負荷が生じるわけです。偏りを知らせるサインの痛みはソコへ出てきますけれど、偏る原因を作っているのが真のコリ、トリガーポイントは、短縮して凝り固まり上手く使えなくなっている筋肉の中に隠れてしまいます。コリを解いて使えるように。負担が分散すれば自ずと痛みは出にくくなります。

検査

脈を取りながら真のコリを探す検査を練習中。

身体も思考も動けば凝らない

心配も緊張もあるから解消されて心が和む。肉体的な負荷も開放された時が気持ち良い。そうやって揺れているからこその生命です。揺らぎがなくなって偏っている時に心身から発せられるサインが痛みなどの愁訴。
『そういうこともある』とか『こんなのもあり』とか、心身ともにゆらゆら動いて柔軟な対応ができるようになっていきましょう。(あ、芯は必要ですよ!芯があるから揺れても平気なの)
喜怒哀楽、豊かな表情。姿勢も動作も色々あってこそのストレスフリーです。

手力整体塾の卒業生はもれなく開業して稼ぎまくってます!・・・・というのは嘘ですが、卒業まで漕ぎ着けた殆どの方はもれなく元気!コレは本当。どんどん若返る人もいらっしゃる。

望年会2015

痛みや痺れその他色々な体調不良がきっかけとなって整体を習おうと思う方がやっぱり多いわけですが、通ううちに自分というものの使い方を把握してくるのか、ほとんどの方が愁訴を解消してしまいます。これも手力整体塾の存在意義。やってて良かったなぁと思う理由のひとつであります。

体験こそ財産。似たような悩みを持つ人を1人で多く元気にして欲しいと思います。

また新たに塾生のひとりがブレイクスルー。この方もきっとドンドン元気に若返っていくはず。楽しみです。