別にタイトルを間違えているわけではありません。
身体が硬いのは悪いこと。柔らかい身体はメリット沢山!みたいな風潮がありますが、常識は何処かの誰かが勝手に作り上げたのです。簡単に信じちゃいけません。

身体が硬い(関節可動域が狭い)という事は固定するには都合が良いのです。デスクワークや運転、ジット立っているような場合は硬い身体の独壇場。逆に、さも良い事とされているの柔らかい身体(関節可動域が広い)では、固定するために余計な筋力を必要としますからジッとする事はとても辛いのです。硬い体はジッとしてナンボ、柔らかい身体は動いてナンボ。モノゴトには必ず二面あります。メリットデメリットはセットです。

身体にはDNAに組み込まれて先天的に造られている部分もありますが、入力に合わせて後天的に造られていく部分もある。変われるところは死ぬまで変わり続けます。ジッとしていれば固定しやすく、動き続けていれば動かしやすくなっていく。あなた好みに従順に変わる。硬いのも柔らかいのも、どっちが良いかは自分で決めれば良いのです。

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規則正しい生活のデメリットその2
もともと備わっている原始反射などの無条件反射は、身体にとって無くてはならないありがたい機能です。経験や学習によって後天的に身に付く条件反射も、仕事やスポーツなどで大変役に立ちます。五感からの入力が脊髄レベルで処理されて身体が勝手に動くのが反射です...

2月の4日集中講座初日臨床の時間、『歩幅が異常に狭いお年寄り』の話が出たので皆で考えました。歩き方を真似てみたら股関節が動いていない事にすぐ気付きましたね。他にも、●重心が動かせない。●片脚で支えられない。●股関節の特に伸展が出来ない・・・・などが、歩幅が狭くなる直接的な原因ではないかと考察できました。

ここで補足。股関節の靭帯は他の関節のと少し違っていて・・・・

股関節

捻れたように繊維が螺旋を描いています。(骨盤と股関節の解剖>>>)90度屈曲くらいでネジレが取れるのは四足だった頃の名残なんでしょうかね。元々前(屈曲)には動くけど後ろ(伸展)にはあまり動かない。そんな造りなのです、股関節。近年急増中の下腹を突き出したような立ち方も、この構造が一役買ってしまっているかもしれません。
加齢に伴って靭帯は硬くなってくるので脚はだんだん後ろへいかなくなる。後ろで蹴って重心を前へ押し出す事が出来ないので歩幅が小さくなるわけです。

歩行

歳をとっても脚を前に出す事はできます。今の内からしっかり後ろへ。伸展方向の可動が狭くならないように入力を繰り返しましょう。若くてもこうやって歩けている人はウンと少ない。顔ばかり気にしてもちょっと遠いところから見たらお婆ちゃんみたいですよ!

今月から手力整体塾の仲間になってくださった方は、先天的に身体中の靭帯がゆるく“習慣性脱臼”状態。指もグニャグニャなので整体をあきらめていたようですが、『全部大切な個性』として生かすべく試行錯誤していきます。デスクワークのお陰で股関節だけはすっかり固定されています(笑)卒業までにどれくらい元へ戻るか楽しみです。