昨日のエントリーでふれた重心と支点の重要性を動画で表現してみたら、全然動きがないことに気づきました(笑)。そういえば、随分前に写真で解説したページがどこかに残っているはず。ま、いっか。とにかく体のことをもっと面白く!目指すはそれだけ。

 
身体にはあちこちに重心や支点があるので単純ではありませんが、重力と重心と支点の関係から生じる曲げモーメントを見られるようになると、痛むところと凝っているところの予測が簡単になります。視診で予測して動診で確認、さらに予測。触診(施術)に至るまでの準備が綿密になれば、予想外な状態に冷や汗をかかずに済みます。

人体の重心や支点は丹田やチャクラが参考になります

丹田

こちら丹田。上から・・・
上丹田=眉間とか眉間のちょっと上とか色々いわれています。
中丹田=檀中穴。と言い切れればいいけど、檀中はどこかというと両乳首の真ん中・・・って年取ったら下がるのかっ!
下丹田=へそ下三寸とか、こぶし一つ下とか、指三本とかやっぱり色々言われてます。

チャクラ

こちらチャクラ。これも丹田同様、正確な位置は教えている先生や団体などによって様々。一応の目安は以下の通り。チャクラは下から数えます。下から・・・
第一チャクラ=会陰
第二チャクラ=へそ下
第三チャクラ=みぞおちとオヘソの中間
第四チャクラ=両乳首の間
第五チャクラ=喉仏の下
第六チャクラ=眉間の少し上
第七チャクラ=頭頂

どちらも良い加減で素敵ですね(笑)。丹田は体の中にあるので元々“重心”という観点もあるようですが、チャクラは表面にあって開いたり閉じたりと表現され、別々のモノとして伝えられています。ま、それぞれ発祥が違いますから。

喉の風邪にアレとか鼻の風邪にアレとか、風邪を治す薬は無いはずなのに色々分かれてます。腰痛はアレで膝痛はコレで、痛みは【痛み】なのにこれまた色々分かれてます。(かゆみ止めは何処が痒くてもかゆみ止めなのにね)
簡単なものを複雑に細分化するのは金儲けの常套手段。逆に、難しいことをわかりやすくお伝えすることを使命と感じているワタクシが思うに、上丹田=第六チャクラ、中丹田=第四チャクラ、下丹田=第二チャクラと、良い加減ながらも位置が重なるわけで、これはひとつチャクラも横から見てみたら良いのじゃないかしらと作ってみたのがこちら。

チャクラ横

正面からの図でチャクラを見て『氣の通り道』とか言われると何となくそんな気になってしましますが、横から見た脊柱がイメージできる整体師さんなら何かに気付くはず。
東洋医学的な良い加減さを取り除いて、明確な事実として存在する物理で身体を診る手力整体では、丹田やチャクラは支点と重心だと考えます。

支点と重心

身体には目に見える明確な重心・支点がないので、架空のイメージが生まれたものだと思われます。手力整体的解釈をまとめると以下のようになります。チャクラの順番と逆にわかりやすく上から・・・・

第七チャクラ=頭頂=はじっこ
はじっこというのは支点になる場所でもあるわけですね。ココがズレて顎が上がったら頭の重心は後ろへ下がります。

第六チャクラ=眉間の少し上(上丹田)=頭部の重心
眉間の少し上は頭蓋のど真ん中です。頭は5~6kgもあるので重心を取ることはとても大切。しかも眉間にシワを寄せると頸のチカラは抜けません。

第五チャクラ=喉仏の下=C7(下部頚椎)
首の前後の動きは頚椎の下部が大半をになっています。ここが首の支点。頚椎ヘルニアのほとんどはここで起ります。

第四チャクラ=両乳首の間(中丹田)=T7(胸椎7番。背中の丸みの頂点)
胸椎後彎の頂点。つまりやっぱり支点。確かに加齢とともに頂点が下がってくる場合もあります。が、乳首とイコールとは思えません。

第三チャクラ=みぞおちとオヘソの中間=T10~12(下部胸椎)
胸腰移行部と呼ばれるあたり。回旋の動きと前後屈の動きの境目(つまり支点)になっていて椎骨の圧迫骨折は大半がこのあたりで起こります。ここから上へ僧帽筋が、下へ大腰筋(腸腰筋)がはじまります。つまり、本当の意味での上半身と下半身の境目はココです。

第二チャクラ=へそ下=下丹田=L4-5(下部腰椎)
脊柱と骨盤(仙骨)の境目。重要な支点(動きの境目)。腰椎椎間板ヘルニアの大半はここで起ります。人体最大の重心臍下丹田をコントロールするのがココと股関節。

第一チャクラ=会陰=坐骨・股関節
座る時の支点坐骨。立った時は動きの支点股関節。

今ある知識を総動員して繋ぐとこんな感じです。いかがでしょうか。
ヨガでも武道も、動きの支点や境目にある重心を感じて丁寧に扱うことを重要としているわけです。
ただひとつ疑問なのは、なんで脚に無いの?ということ。ヨガは胡座、武道は正座を基本としているからでしょうか?赤ちゃんがまず座るように、坐骨を支点としてまずちゃんと座りなさいということでしょうか?

理想の立ち方・座り方を考える前に。丹田とチャクラの新解釈
背筋を伸ばすとか胸を張るとか、頭を背骨に載せるとか足裏の内側に重心を置くとか、爪先の向きはアッチとコッチとか・・・・『正しい立ち方ってどんなだろう』と折角疑問を持って調べだしたけれど、統一性のない色んな情報が散らばっていて、結局何だかわからないま...

そこで考えた手力整体的丹田(チャクラ?どっちでも良いけど)は、膝、足首、足裏の3つを足した以下の10箇所。

丹田10

実際はこんな綺麗に重なっているわけではなく、あっちこっちと揺らいで負担を分散しています。どこかが大きく動いたら別の何処かがカウンターで大きく動いてバランスを取る。そうやって揺らぎなら二本足で立っていられるわけです。

数十分の立ちっぱなし、座りっぱなしで腰や頸が痛くなるのは丹田のズレが大きい証拠。姿勢が崩れたらチャクラは閉じ、丹田を操れないと身体は重いのです。

余談ですが、骨が垂直方向に重なっている私達の身体は、地球上で生きるための最適な構造・・・・だと思っていましたが、先日、映画『皇帝ペンギン』を見て、負けを認めました。マイナス40℃の世界で食事もせずに4ヶ月立ちっぱなしって!(骨格を見て尚更驚き!

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