先週末の土日はなんと両日ともにマンツーマン。
子供達が夏休みに入っていたりなんだりで、只でさえ少人数制の教室は拍車がかかっております。少々突っ込んだ個人的なことをお話しできるのでたまには良いですけれどね。

ちょうど先日、授乳姿勢のレポートを書いてくれた方と個人授業だったので、レポートの勘違い部分の確認。もしかしたらどこかで教わったのか、はたまた無意識にそういう身体の使い方をしている可能性もあったので修正しませんでした。が、やっぱり勘違いが判明w。

授乳体勢時(左腕で子どもの頭を抱える姿勢)の左側上半身の関節の動きを分析すると、

【肩関節】 屈曲 内転 内旋
【肘関節 】屈曲
【橈尺関節】回内
【手関節 】 屈曲 内転
【肩甲帯】外転

ではなく、橈尺関節は回外です。

抱っこの姿勢観察

抱っこの姿勢。写真は本文と左右が逆になっています。

なのですが、実は回外した時の肘関節屈曲動作は、回内した時に比べて少々非力になります。

回内をすると肘の屈曲に作用する筋肉の種類が増えるように感じるはず。
機能解剖上では明記されていませんが、橈尺回内+肘屈曲をすると、手関節(手首)の伸筋群や指伸筋が肘の屈曲を助けてくれる様に思います。
さらに、回内することで上腕二頭筋の短縮がセーブされます。より強い状態で二頭筋が使えるというわけです。(上肢の筋一覧>>>

そしてもうひとつ忘れてならないのが腕橈骨筋。別名『ビールジョッキマッスル』。
ジョッキを掴む形の時(橈尺関節0度)、肘の屈曲に力強く働きます。しかもこの筋は単関節筋唯一の遅いテコ(ローギア)。スピードは出せないけどトルクフル。肘の屈曲をする時、腕橈骨筋を上手に使うかどうはとても重要なのです。

橈尺関節

動きはハイギア、姿勢はローギア?

解剖学的な筋肉の作用『停止が起始に近づく』を元に、早い(ハイ)・遅い(ロー)を語っていますが、起始とて岸ではないので動くのが現実
筋肉が短縮する事で、停止が起始に近づく早いテコでが発生して身体(関節)を動かすわけですけれど、逆さまに見れば起始へは遅いテコが発生するわけです。ローギアで、つまり軽い力でトルクフルに起始が引かれる。この構造が姿勢への大きな影響を生み、痛みや歪みをややこしくしている原因のような気がします。

ブログに投稿してくれた内容から、早いテコ・遅いテコの解説と実験をおこなった日曜日のマンツーマンでした。