WHOが定める健康の定義

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

WHOは健康をそう定義づけています。

手力流新解釈 - 健康の定義

精神的・社会的なことは他の誰かに任せるとして『肉体的に全てが満たされた状態』とはいかなるものか。
訳にもあるように、病気や痛み歪みが無い事を指すわけではなく、細胞のひとつひとつに過不足なく栄養と水と酸素が行き渡り、きちんと循環している状態の事だと解釈しますが如何でしょうか。毎日作り出されるガン細胞さえも、正常な循環と恒常性のおかげで逐一消されていく。健康とは特別な事ではなく正常な事。連関する身体のシステムが正常に、当たり前に働いている事だと思います。

健康の定義

痛みや歪みを取ったら健康になるわけじゃない

腰痛や肩こり・膝痛など、痛みの大半を占める筋骨格系の痛みを取るのはたわいも無い事です。骨盤の矯正などもしかり。身体の仕組みを理解しているセラピストなら簡単な事・・・・ですが、痛みを取ったり矯正したりをセラピストが100%おこなっていては、頭が痛いからと鎮痛剤を飲むのと一緒。単なる対処療法にすぎません。

痛みや歪みは何のために取るのでしょうか。
単純に『痛いから取りたい』『歪みを治したい』という患者さんは、施術がどんなに上手くても多くの場合残念ながら症状がぶり返します。『痩せたいから』と言っている人がリバウンドを繰り返すのと同じ理屈。“なぜ”がない事は上手くいかないのが世の常です。整体師・セラピストさんは是非、患者さん・お客さんに問いかけと提案をして欲しいと思います。

なぜ痛みや歪みが生じるのでしょうか。
“なぜ”を絶たない限り、どんなに凄い施術でも対処療法に過ぎません。
自覚されない隠れたコリ(トリガーポイント)の存在に気が付いた人は、少しだけ“何故”に近づいた事になりますが、もう少し視野をワイドにして当たり前の脳みそで考えると『身体が整体(自然体)じゃないから』というのが根本的な“何故”だと思います。

身体の70%近くを占める水分が3ヶ月ほどで全て入れ代わっても別人に成らないのは、“恒常性”という自然の摂理のおかげ。肉を削ぎ落とされてもいつしか盛り上がって穴が塞がる。それくらい強力な元へ戻る力を身体(自然)は持ち合わせています

毎日同じ姿勢を強いられる仕事に身を置いていたとしても、自然体な身体なら勝手に元に戻るのです。

そもそも痛みや歪み、その他様々は症状は、言葉を持たない肉体からの警告。どこかが健康の定義から外れているサインです。むやみに取っては上手くない。『なぜ?』を追求しましょう。

健康とは細胞のひとつひとつが正常に働いている事

37兆2000億の細胞(2013年からの新説)ひつつずつが元気に役割をまっとうできるように、必要なモノが行き渡っている。栄養や水・酸素に限らず、平和ボケしないように適度なプレッシャーも、時には敵(ウイルスなど)が現れて戦う事も必要。けして安定した状態ではなく、生態系と同じように増えれば減り、減れば増えるを繰り返して揺らいでいる。
まったく痛いところが無いわけでもなく、常に良い姿勢で居るわけでもない。たまに痛かったりたまに歪んだり、だけれど勝手に元に戻る。
多様性と循環がカギ。
そんな健康体(自然体)に近づける。
手力整体はそこを目指したいと思っています。

 

昨日一昨日は真のコリを見つけるためのトリガーポイント講座。
痛みを取るのはあくまで健康体への1歩でしかありません。2歩3歩と進むためには、一貫性のある物語が必要。トリガーポイント探査で次々出てくる痛みをひとつずつバラバラに取っていては物語にならず、最終的にお伝えするアドバイスにも説得力が生まれません。スジが曖昧になる要素は思い切ってバッサリ切り捨てる事も時には大切です。

アドバイスへ一貫して繋がる物語を作る。トリガーポイントを探す視診も動診ももちろん施術も健康への物語第一章です。

健康への物語作成

わかりやすい物語のために筋肉の作用を体感中

外部に移植した塾生ブログ。みなさん頑張って書いてくれています。たまに良い事書いているので是非ご覧ください。