前回のエントリでも書きましたが、偏らないよう不安定に動き続けるのが自然に生きるということです。

股関節

股関節の構造ひとつを見ても、身体は固定しやすい構造にはなっていません。固定がメインなら臼関節ではなく升関節が良い(んなもんありませんが)。大腿骨頭も球ではなく角の方が良いに決まってます。

地震や嵐を力尽くで踏ん張って耐えるのではなく、積極的に動いて揺れていなしてしまう五重塔。竹や樹木、自然の山川薮沢を見て学んだ1300年前の人達は本当に凄い。スカイツリーが五重塔の心柱構造を真似ているくらいですからね。(東京スカイツリー構造技術の紹介>>>

外側の揺れにともなって心柱がカウンターで揺れる。ズレて動いて歪むことで負荷を分散し21世紀の科学で解明できない強度を生む。壊れないように生じるのが歪み。簡単にポキっと行かないのは歪みのお陰

それにしても昔の人間の観察力とか感覚に脱帽します。感覚だけで夏に麦茶を飲みスイカに塩をかけ、葛湯や生姜湯で体を温めた。科学や医学はずっと後からやってくる。大昔から脈々と受け継がれているものに間違いはありません。身体を揉んだり擦ったりするのもそのひとつです。

ズレが動きを生む

川は高い方から低い方へ。風も気圧の高い方から低い方へ。ズレがあるからこそ動きが生まれます。会話が弾む場合も多少のズレが必要で、ピタリと一致してわかってしまったら会話は無くなる。『言いたいことはわかった』というのは話を終える時です。

完全に余談ですが・・・・、音楽を聴いていると日本人はやっぱり真面目で几帳面な人が多いように思います。音符の縦の線がビタっと綺麗に揃ってる。クラッシックや吹奏楽には大事な要素かもしれませんが、ズレが無いといわゆるノリとかグルーブとかいった流れ・動きは出なくなります。ジャズとかファンクとかレゲエ・スカほかラテン系などなど聴き比べてみればきっと誰でもわかります。ルバンボさん(ギター)とマウリシオさん(パーカッション)の絶妙なズレっぷりをどうぞ!

骨盤がズレるとか背骨がズレるとか度々耳にしますが、ズレてなければ動けません。もちろんズレ過ぎたら音楽が音楽でなくなってしまうように身体にも不都合が出てきます。過ぎたるは及ばざるが如し。過ぎたら偏る=ストレス。だからやっぱり適当・良い加減が何事にも最重要です。『○○は××すれば良い』などという偏った情報に流されないよう心がけましょう。
座りすぎ、寝すぎ、遊びすぎ、笑いすぎ、ズレ過ぎ。○○し過ぎて戻れなくなっているものを戻して感覚をリセットするのが矯正です。

肩甲骨の矯正

○○し過ぎた肩甲骨の矯正練習中

自分の感覚を信じられるように、色々やって何でも食べて、昔の人に負けない感覚を磨いていきたいものです。