今月の4日間集中講座は本日が最終日。
そろそろ仕上げ段階の塾生に、整体の基礎となる『よくある腰痛の現象本質』をまとめてもらいました。

現象は起こっていること、現れているのも。
本質はそのものが本来持っている性質、要素。
例えば『頭痛が酷いので痛み止めを飲んだら楽になった』という文章は現象だけで本質がありません。本質を捉えなければ現象の無限ループから逃れることは出来ないわけです。

何事も、なぜ?を突き詰めていく癖をつける。するってーと本質にたどり着けると思います。

『骨盤がゆがんで腰痛を引き起こす』『○○を●●すると腰痛が解消する』なども現象を解説しているだけでそこに本質はありません。

手力整体は筋肉整体ですから、現象を解説・考察する際のオチは必ず筋肉で。本質は姿勢や動作といった身体の使い方になっていきます。例えば・・・

  • 膝を曲げている時間が長過ぎてハムストが短縮し骨盤を引き下げてしまう。
  • 支点と重心の関係が崩れ曲げモーメントが発生。重心が重力に引かれて骨盤の後傾が加速。

などとすれば本質に近づけます。

重心と支点のズレで曲げモーメント発生

更にすかさず、『何故支点と重心の関係が崩れるのか』自ら問いかけ繋げられたら素晴らしい。
最終的にたどり着く本質は原始的な生命維持という本能にあるんじゃないでしょうか。
本能と煩悩、理性と野生。そういったものがせめぎ合い揺らぎつつバランスしているのが生きるという事。たまに痛いのは生きてる証でしょう。

小難しい理論や摩訶不思議なテクニックは必要ない。当たり前の原理原則だけを冷静に繋ぐのが本質への近道。

先日ひょんな事で鉄棒にぶら下がり思わず懸垂なぞしてみたのですがほんの数回で限界に達し、しかも翌日には脇のあたりに筋肉痛まで発生。筋肉痛という現象の本質は一見懸垂の様に思えますが、更に突き詰めれれば懸垂の筋肉を日頃動かしていなかったというところまで行き着きます。
ちなみに少し休めばまた数回懸垂できます。間欠性懸垂。間欠性跛行も似たようなものでしょう。

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パリ同時多発テロで犠牲になった方々へ祈りを捧げる意味合いで、Facebookにトリコロールカラーが溢れていますが、本質は何処にあるのか考えたらどうにもしっくりこない天邪鬼がここにいます。

フランスでのテロだから祈るの?レバノンは祈らないの?シリアで犠牲になっている一般人はいいの?なぜテロが起きたの?
自然災害ならともかく、テロや戦争は立ち位置によって悪も正義も変わる。部外者が簡単に支持も批判も出来ないと思うのです。

日本だって他人事ではありません。オリンピックが無事に終わる保証は何処にもない。
現象にとらわれず本質を見抜く力をやしなって、自分の意志で選択していけるように成りたいものです。
テロや紛争で犠牲になった罪のない一般の人達に哀悼を。