先日、「ひとくくりにして『ストレッチは駄目』なんて単細胞が世の中をややこしくする」というエントリーを書きました。
コレが良いとかアレは駄目とか、そんな偏った考えが悪。答えだけを欲しがる単純化が色んなモノコトをわかりにくくして、考える人と考えない人の二極化、貧富の差までを生んでいるんじゃないかと思います。良いか悪いかはモノコトではなく時と場合とどうやるかで変わる。ので、犬にもストレッチはやっぱり有効ってお話です。

犬の整体 - ストレッチ

だたし、人間相手以上にやり方のコツが要る。人間のように指標になる基本の姿勢も犬には無いので、やる部位の判断もちょっとむずかしいのが現実です。

相対的なバランスを考えて、『コリを解く・ストレッチする・締め直す』の三位一体を施術の基本に据えているのが手力整体。
“動き”をよーく見て、触って、コリとハリをイメージしていきます。(犬種による姿勢や動きの差は、とにかく様々な犬種を実際に見ていくしか無いと思います。)

コリを解いてストレッチを掛けるのは短縮している筋の方です。
どうにも判断が付かない場合は結果が教えてくれます。どのみちやってみなければわからない事のほうが多いので、臆せずに実践あるのみです。

整体施術をする際の検査。視診・動診

人間相手の整体でも、何故か『◯◯が弱いから』という発想をしてしまう人が多いのですが、考えてみてください。弱いところを見つけたところで、施術でソコ強くすることが出来るでしょうか。
『◯◯を鍛えて下さい』と言うなら施術はしなくて良いのです。

拮抗筋を引っ張っている相対的に強い筋にあるコリをほどく。これが施術の第一段階。ちなみにここでいう拮抗筋は、特定の関節の拮抗筋(屈筋・伸筋など)とは限りません。左右や上下なども含まれます。どこが縮まってどこが伸ばされているのか、頭を柔軟にして考えましょう。

施術はある意味相対的なパフォーマンスを下げてバランス合わせる。だから依存されてはよろしくないのです。

犬にも抵抗運動ができます

手力整体の仕上げは抵抗運動(締め直し)。
んが、当然犬には言葉で指示ができませんから、これもある種の反射を使って狙いの筋肉を動かしてもらいます。

伸ばさない筋肉が伸びにくくなるのと同様、縮まらせない筋肉は縮みにくくなってきます。ちゃんと縮まれる事(短縮性収縮)を身体に再教育するのが抵抗運動の意図です。

ストレッチとの違いを明確にして使い分けて欲しいところですが、これもやっぱり最後は身体に聴くのが正解。動かして毒になることはストレッチよりも少ないと思うので、どんどん試して結果で勉強していきましょう。

犬の整体師養成講座第9期

先週木曜日、神奈川、千葉、静岡から集まってくれた犬の整体第9期が無事修了いたしました。犬のセラピストさん、トレーナーさん、トリマーさん。それぞれのフィールドで手力が活かされるのが楽しみにしています。サポートはずっと続きます。これからが本当の勉強なのです。頑張りましょう。

犬の整体師養成講座は、お陰さまで5/21、22スタートの月イチ土日コース、6/2スタートの週イチ木曜コースとも満員御礼!ありがとうございます。
次回はちょっと調整中。見学歓迎します。