見たモノを的確な文字や簡単にデフォルメした絵にする。するってーと、目に見えなかった大切なものが見えてくる。昨日のエントリで言いたかったのはそういうことです。

整体は“みる”ことからはじまります
オリンピック、イチロー3000本、高校野球・・・・スポーツニュース山盛りの2016年夏。トップアスリートの動きや姿勢に感心するやら驚くやら。整体を提供する際の指標となる動きと姿勢。電話やメールでお話を聴く場合は除き、実際にお会いする場合は問診よりも前に参...

整体を考える時、目には見えないけれどこの上なく重要な要素が重心や重力の存在。そこから生じるテコを敵にするか味方にするかで、身体は天と地ほど変わる。
筋トレしたわけでもないのに施術後身体が軽くなる(良い施術は部分的に重くなります)のは、

  • テコが回復した
  • 使える筋肉の種類が増えた
  • 細胞外液が移動して物理的に一時軽くなった

どれか。喜ぶべきは上の2つだと誰でもわかると思います。何でもかんでも「かる~い」と喜ぶのは、「甘い」を「美味い」だと思っているアホなレポーターと一緒です。残念!

痛みも歪みもテコ次第

テコを上手に扱えるように、重心を感じ操れる身体を目指す。整体を物質的に表すならそんな表現になる。ので、テコを理解しないといけないわけですが、コレも、読んだり見たり聞いたり頭で考えたりしていても、いつまでたってもチンプンカンプンだと思います。簡単で良いので自分で図を書きましょう。

テコには3種類あります。各テコは支点と作用点の距離によって効率が変わります。

第1種テコ

一番スタンダードなテコ。支点と力点・作用点までの距離が同じなら、必要なチカラも同じ。支点から作用点までの距離が支点・力点間の倍なら半分のチカラでOK(ローギア)。ペンチやバールなどがこのテコ。

第2種テコ

支点と力点、支点・作用点が1:1なら半分のチカラでOK。作用点が60kgの重さなら力点に掛けるのは30kg(ローギア)。力点が離れれば離れるほど軽いチカラで動かせます。栓抜きなどがこのテコ。

第3種テコ

作用点・力点と支点・力点が1:1の時、力点に2倍の力が必要になります。力点を作用点に近づけてもプラスαの力が必ず必要。パワーと言う観点みたら一番効率悪いですが一番大きく動かせるのがメリット。ホチキスやトングなどがこのテコです。

全てに共通して、支点から力点が離れれば離れるほどローギアになります。ローギアには『軽いチカラで動かせる』というメリットのかわりに、『沢山動かさないといけない』とうデメリットが有ります。逆にハイギアは『結構なチカラが要る』かわりに『ちょっとの動きで大きく動かせる』わけです。自転車のギアを思えばわかりやすいですね。

身体はハイギア

人間の関節にも第1~3種のテコが入り乱れて存在していますが、殆どの筋肉は関節(支点)をまたいで直ぐのところで終わるハイギア構造です。ローギアはアノ筋肉くらいしかありません。ローギア構造が豊富なら身体はもっとパワフルなのに・・・と思えなくもありませんが、筋肉の基本的な生理を知っていれば『なぜハイギアか?』おのずと腑に落ちます。(なぜか?はこのサイトのどこかに書いてあります。どこか忘れましたw)

作用点を重力に置き換えれば、悪い姿勢がなぜ悪いのかも一目瞭然。
絵や文字を“書く”という作業で、目に見えなかったものが見えてくるのです。

閑話休題

犬の整体師

木曜コースに編入があったので最終日はお一人になってしまいましたが、犬の整体師第10期修了いたしました。遠く大阪から毎月通っていただいたHさんお疲れ様でした。ありがとうございました。

大人気の犬の整体師養成講座は現在開催中の12期あと5回(本日含む)を持って来春まで休講になります。ありがたいことに早くも次回の受講希望が届きだしています。参加をお考えの方は残す4回の内に見学へどうぞ!