仮すべり症

椎間関節に過度の負担が掛かったり、
高齢による関節の磨耗などが起こった場合、
椎骨のずれが起こる事があります。
椎骨ひとつずつは、前後の強靭な靭帯によって連結されているし、
上下の関節面も引っかかるので、
さほど大きな変成にはならず、仮すべり症と呼ばれます。
椎間関節に慢性的な負担が掛かるので、炎症が起きます。
仮すべり症でも、間欠性破行など、脊柱管狭窄による症状が現れる人もいます。
腰椎分離症~すべり症

椎骨の後方にある、関節突起が分離してしまう事。
激しいスポーツによる疲労骨折が原因になる事が最も多く、骨が未熟なうちから、サッカーやバスケットボール、バレーボールなどのスポーツをしている人に多く見られ、そのほとんどは第4・5腰椎で起きます。
椎骨は前も後ろも強靭な靭帯に支えられているので、
分離したからといって、必ずしも痛みが出るとは限りません。
一説では、日本人の10人に1人は分離症であると言われています。
分離した上で、椎体が前方へずれると真のすべり症となり、周りの組織が炎症を起こすため、痛みが出てきます。
正しい診断は、レントゲンなどの画像診断でしか出来ません。
もし分離症との診断をされたなら、
そこから続く真のすべり症への道を断つ事が必要です。
椎骨には椎孔という穴が開いていて、それが連なって椎間孔というトンネルを形成しています。ここは脊髄神経の通り道です。
椎骨がずれるという事は、このトンネルの形が崩れる事となり、
ひいては脊髄神経を圧迫してしまう事になります。
予防
- 運動の際は、準備体操・整理体操をしっかり行う。
- 特定の箇所に負担が掛からないよう注意する。
対策
- どちらも腸腰筋が椎骨を前方に引いてしまっている事が多いので、先ずはこの筋を柔軟にすること。
- 腸腰筋に引かれないように、拮抗筋をメインに強化すること。